Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】1604期展望予想

4月期のLR(リミットレギュレーション)に入って5日目が経過しました。
ここで環境の展望を予測しましょう。
環境の読める人間ではありませんが、今ある情報から自分なりの答えを出してみたいと思います。




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☆7:【ドラゴン族】
『巨神竜復活』と『SHINING VICTORIES』により【青眼】が強化。
攻3000というパワーはいわずもがな、これに《青眼》融合体や《ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》などが並ぶ姿は圧巻の一言。打点という点では随一だが、しいては《ホープ・ザ・ライトニング》に撃ち抜かれる事、SS阻害や《閃光を吸い込むマジック・ミラー》などで効果を無効化される点には注意したいところ。打点が3000、4500、4000と一度に並んだら阿鼻叫喚としか。
【青眼】ではなく【ドラゴン族】としたのは、☆7ドラゴンでの構成も可能なため。その場合の有力候補は《レッドアイズ》になるかと。そちらの場合はバーンダメージを合わせた攻撃で相手を焼き尽くす形になる。


☆5:【彼岸】
【彼岸】は今や【スピードロイド】などの☆3モンスターが多く連ねるテーマとの混成で落ち着いた感がある。
【スピードロイド】の場合は《ベイゴマックス》SS→《タケトンボーグ》サーチからのSSで容易に《旅人ダンテ》に繋げる事ができる。【幻影騎士団】の場合は《幻影騎士団》☆3モンスターの展開から《旅人ダンテ》に繋げる。そして手札の《彼岸》モンスターで《ベアトリーチェ》、といった具合。【彼岸】特有の展開力も侮れない。
《旅人ダンテ》は《ベアトリーチェ》へ繋げる関係で《浮幽さくら》が天敵。《旅人ダンテ》が1枚に規制され《浮幽さくら》による撃ち抜きのリスクは減ったが、それでも飛んでくると、《ベアトリーチェ》へ繋げる事ができずしどろもどろになる。
場を空けられても【幻影騎士団】の、モンスターとしてSSできる罠カードのおかげで防御は万全。しかるに危険はSS阻害と除外で、これらをやられると立ち回りづらくなる。今後は【青眼】の台頭で、打点面で苦労しそうだが、それらを上手く切り抜けられるかどうか。


☆4:【帝】
【マジエク帝】は《ライフチェンジャー》の禁止と《汎神の帝王》の規制で壊滅。《トレード・イン》と《チキンレース》は残ったが、上記2枚の規制により先攻1キルは難しくなった。これにより、従来の【帝】デッキに戻さざるを得ない状況に。
サーチとドローを潰されたために、動作が若干遅くなったが、それでも2800という高い打点は相手にすると鬱陶しい。《エレボス》《ガイウス》を連打されるだけで、相手のLPは底をつく。【帝】デッキの宿命か、事故が最大の敵。《エレボス》《ガイウス》を出せない状況になると、とても辛い。デッキとしては、これら2種が機能できるかにかかってるといえる。


☆2:【EM(エンタメイト)】
強力なメタゲームで、実に1年近く環境を席巻した【EM】だが、今期のLRにて禁止2枚に制限6枚と、関連パーツが軒並み規制。
今後は【魔術師】への返り咲きや【マジェスペクター】との混成が予想されるが、【魔術師】もまた《ペンデュラム・コール》を規制されている。【竜剣士】もサーチに関わるカードが規制されているため、強力なドローとサーチが持ち味のこのデッキは、それらが潰された分、動作が鈍くなると予想する。
【魔術師】に関しては強化の余地はあるので、TDIL以降のパックによっては【EM魔術師】として環境に返り咲く可能性はある。それまでの間は【マジェスペクター】との混成や、【EM竜剣士】の新たなる可能性を見出して環境に残るだろうが、ここまでやりづらくなると使う人も殆どいなくなるのではないだろうか。


☆5:【新規テーマ】
TDIL以降のパックに登場するテーマによる。
今でこそ群雄割拠の様相だが、新テーマのデッキパワーによっては瞬く間に環境を席巻する。【征竜】しかり、【クリフォート】や【シャドール】しかり。
また、《魔導書の神判》登場後の【魔導】や、WPで強化された【光天使】よろしく、新カードの登場による強化で既存テーマが環境に躍り出る場合もある。
流石に前期までのような1強状態にはならない保障はないが…


☆3:【既存テーマ】
・《インフェルノイド》
『推理ゲート』のギミックが潰されたため、今後はいかに墓地肥やしを迅速に出来るかが焦点。
《左腕の代償》と《煉獄の虚夢》が鍵を握るのではないだろうか。


・《シャドール》
★10Xが容易に出せる《列車シャドール》にワンチャン有り。《ラベノス・タランチュラ》の登場は、《列車シャドール》に追い風となるだろうか。


・《HERO》
早い段階で《ダーク・ロウ》を展開できるかが鍵。《シャドーミスト》制限に加え、新たに《マスクチェンジ・セカンド》が制限に行ったことで《ダーク・ロウ》の展開が難しくなっているのはマイナス。


・《影霊衣》
儀式関連は《儀式魔人リリーサー》が健在。いかように速く《リリーサー》を介した儀式召喚ができるかどうか。《影霊衣》はサーチ関連が制限に規制されてるから速さが気になるが…


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とりあえず自分の知りうる限りではこれらのデッキが有力。
今は群雄割拠ですが、自分の知る限りでは体勢は数週間経たないうちに判明するものかと。特に改訂後に新パックが発売した直後とかね。


ある一個のデッキが環境を支配する、というのが今まで何度もあったから何ともいえないが…