Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】1810期LR雑感

題目:2018年10月リミットレギュレーション

禁止
アマゾネスの射手
メガキャノン・ソルジャー
サモン・ソーサレス

制限
Emダメージ・ジャグラー
嵐征竜-テンペスト
トロイメア・ゴブリン
ヒーローアライブ
封印の黄金櫃

準制限
オルターガイスト・マルチフェイカ
ブリューナクの影霊衣
彼岸の旅人ダンテ
閃刀機-ウィドウアンカー
閃刀起動-エンゲージ
超融合
隣の芝刈り
真竜皇の復活
破壊輪

無制限
召喚師アレイスター
SPYRAL GEAR-ドローン
D-HERO ディスクガイ
イビリチュア・ガストクラーケ
エルシャドール・ネフィリム
エルシャドール・ミドラーシュ

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◆禁止カード
 今回もまた、先攻1キルに繋がるカードが禁止カードに指定された。
 《キャノン・ソルジャー》系統の中で唯一規制を逃れた《メガキャノン・ソルジャー》だが、同じく射出にはM2体を要する《アマゾネスの射手》と共に先攻1キルの一端を担った事で、来期シーズンにおいて禁止カードとなった。
 主に【ABC】や【インフェルニティ】等で使用されたこれらのカードは、射出するMが2体と重い分ダメージが大きく、さらに《ファイアウォール・ドラゴン》や《サモン・ソーサレス》の存在からソリティアが可能であり、大量展開やループに入る事で、先攻1キルを可能にした。
 つまり、リリースを重くしようが関係が無い、という事だろうか。
 今後は射出系の先攻1キルデッキは成りを潜めるだろうが、〈手を変え品を変え〉で息するように健在するのは間違いない。今後はその役目を《プリーステス・オーム》が担う事になるのだが、射出するMが闇属性に限定されている。デッキ構成を変えればなんて事は無いだろう。実際、既に先行1キルデッキが登場している、という情報もある。流石にここまで来れば止まるだろうが、ユーザーの知恵はなんとやら―――
 そして、その一端を担った《サモン・ソーサレス》が、リンクとして初めて禁止カードに指定された。同カードは優秀なリクルート効果を持つMだが、その便利さから大量展開を助長してきた。特に《キャノン・ソルジャー》系統による先攻1キルを始めとして、様々な1キル展開がなされてきた。それが此度の改訂により禁止カードに指定。それによって先攻1ターン目からの1キル展開は大幅に規制される事となった。

◇《ファイアウォール・ドラゴン》の動向
 一方で《サモン・ソーサレス》《ハリファイバー》と共に先攻1キルなどの大量展開を助長してきた《ファイアウォール・ドラゴン》は、今回も現状維持となり、同カードへのヘイトはますます増幅する結果となった。
 《ファイアウォール・ドラゴン》に関してはアニメが放映中という事もあり、いわゆる『主人公バリア』によって規制のかからない状態になっている。この状態はアニメ終了時まで続くと思われ、その間はかつての【征竜】と同様に〈巻き添え規制〉が頻出すると思われる。

制限カード
 今回のサプライズは、1種類のみだが《征竜》Mが1枚制限に緩和された事だろうか。
 規制に規制をかけまくっても止まらず、最終手段「全員禁止」でようやく止まった、全てを兼ね揃えたサポートM群。今回はその中から《テンペスト》のみが1枚制限に緩和された。
 解放した際の危険度は、自分は以下の通りと推測する。

 〈炎:【インフェルノイド】【不知火】などの炎属性テーマ、《灰流うらら》入りのデッキ全般、【閃刀姫】〉>〈地:【剛鬼】などの地属性テーマ〉>〈水:【水精鱗】【海皇】などの水属性テーマ、【閃刀姫】〉>〈風:【SR】【ドラグニティ】などの風属性テーマ、【閃刀姫】〉

 個人的な見解だが、蘇生・展開に必要な素材を用意しやすい属性ほど危険度が高まると思う。現在の環境においては子征竜こと《ストリーム》《バーナー》《リアクタン》《ライトニング》4種全てが3枚緩和されているため、今後《征竜》Mが緩和されるごとに、これらのMが活きるようになる。今回は風なので、《ライトニング》が活きる。また、風属性のテーマ全てが、《テンペスト》の恩恵を受けられるようになる。
 属性1つ取っても該当する属性デッキの底上げに貢献するが、裏を返せば1つのデッキが環境を独走する危険性も高まる超高性能サポートM。今後次第では徐々に解放、あるいは季節ごとに1種入れ替えで解放など、動向が気になるところ。

 それ以外では展開に関するカードが軒並み規制を受けている。《トロイメア・ゴブリン》は海外では禁止カードに指定されたが、こちらでは1枚制限に指定されている。

準制限カード
 今回は環境トップ勢から新規に2枚制限になったカードが見受けられた。
 それ以外では使用率が低下した環境デッキを中心に緩和され、特に《破壊輪》はEP18で登場した《デストロイ・ドラゴン》の登場もあって、規制緩和されたのかも。2枚制限に留まるか、無制限に緩和されるかは今後次第といったところか。

◆緩和カード
 段階的に緩和されているカードが、此度の改訂で無制限に緩和。これによって、該当するテーマデッキは力を取り戻した事になる。
 今回2枚制限に緩和されたカードも、状況次第では段階的に無制限緩和されると予測する。


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といったところで今回はここまで。