Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】EP19雑感

本日の題目:EP19の雑感
全リスト判明したので、EP19の雑感やります。
効果は書かないので各自調達の方向で。

※記載漏れ等ありましたら指摘願います。ネタバレ注意。


―×―  ―×―  ―×―  ―×―  ―×―  ―×― 


◆パック別カードリスト
・CYHO
CYHO-EN000「Contact Gate」
CYHO-EN081「Pinpoint Landing」
CYHO-EN082「Danger! Bigfoot!」
CYHO-EN083「Danger! Nessie!」
CYHO-EN084「Danger! Chupacabra!」
CYHO-EN085「Danger!? Jackalope?」
CYHO-EN086「Realm of Danger!」
CYHO-EN087「Danger! Zone」
CYHO-EN088「Noble Knight Custennin」

CYHO-EN089「Sacred Noble Knight of King Custennin」
CYHO-EN090「Noble Knight Pellinore」
CYHO-EN091「Noble Arms - Clarent」

・SOFU
SOFU-EN000「Alviss of the Nordic Alfar」
SOFU-EN081「Consolation Prize」
SOFU-EN082「Danger! Thunderbird!」
SOFU-EN083「Danger! Dogman!」
SOFU-EN084「Danger! Mothman!」
SOFU-EN085「Danger!? Tsuchinoko?」
SOFU-EN086「Danger! Response Team」
SOFU-EN087「Second Expedition into Danger!」
SOFU-EN088「Noble Knight Iyvanne」
SOFU-EN089「Morgan, the Enchantress of Avalon
SOFU-EN090「Heritage of the Chalice
SOFU-EN091「Until Noble Arms are Needed Once Again」


SAST
SAST-EN000「Danger! Ogopogo!」
SAST-EN081「Super Anti-Kaiju War Machine Mecha-Thunder-King」
SAST-EN082「Time Thief Winder」
SAST-EN083「Time Thief Bezel Ship」
SAST-EN084「Time Thief Regulator」
SAST-EN085「Time Thief Redoer」
SAST-EN086「Time Thief Hack」
SAST-EN087「Time Thief Flyback」
SAST-EN088「Valkyrie Sechste」
SAST-EN089「Valkyrie Vierte」
SAST-EN090「Final Light」
SAST-EN091「Apple of Enlightenment

・DANE
DANE-EN000「Gnomaterial」
DANE-EN081「Muddy Mudragon」
DANE-EN082「Saryuja's Shackles」
DANE-EN083「Danger! Excitement! Mystery!」
DANE-EN084「Danger! Feets of Strength!」
DANE-EN085「You're in Danger!」
DANE-EN086「Valkyrie Funfte」
DANE-EN087「Valkyrie Erda」
DANE-EN088「Valkyrie Chariot」
DANE-EN089「Valkyrie's Embrace」
DANE-EN090「Pegasus Wing」
DANE-EN091「Loge's Flame」

・SHVA
SHVA-EN001「Valkyrie Dritte」
SHVA-EN002「Valkyrie Zweite」
SHVA-EN003「Valkyrie Erste」
SHVA-EN004「Valkyrie Brunhilde」
SHVA-EN005「Fortune Chariot」
SHVA-EN006「Ride of the Valkyries」
SHVA-EN007「Mischief of the Time Goddess」
SHVA-EN008「Goddess Skuld’s Oracle
SHVA-EN009「Goddess Verdande’s Guidance」
SHVA-EN010「Goddess Urd’s Verdict」
SHVA-EN011「Ninja Grandmaster Saizo」
SHVA-EN012「Yellow Ninja」
SHVA-EN013「Yellow Dragon Ninja」
SHVA-EN014「Hidden Village of Ninjutsu Art Training」
SHVA-EN015「Ninjitsu Art of Mirage Transfomation」

・TN19
TN19-EN012「Dimension Shifter」
TN19-EN013「Nibiru, the Primal Being」
TN19-EN014「Dark Ruler No More」

・世界大会
2018-EN001「Noritoshi in Darkest Rainment」
2018-EN002「Amatsu-Okami of the Divine Peaks」


◆EP19
☆4:《Valkyrie Erda / ワルキューレ・エルダ》
☆4:《Valkyrie Brunhilde / ワルキューレ・ヴリュンヒルデ》
☆4:《Valkyrie Erste / ワルキューレ・アルテスト》
☆4:《Valkyrie Zweite / ワルキューレ・ツヴァイト》
☆5:《Valkyrie Dritte / ワルキューレ・ドリット》
☆5:《Valkyrie Vierte / ワルキューレフィアット
☆5:《Valkyrie Funfte / ワルキューレ・フュンフト》
☆6:《Valkyrie Sechste / ワルキューレ・セクスト》
☆2:《Fortune Chariot / 運命の戦車》
☆1:《Vakyrie Chariot / 戦乙女の戦車》
 【ワルキューレ】はジークが使用したテーマ。SHVAではアニメに登場した《ワルキューレ》Mが登場し、海外SAST・DANEでは新規に《ワルキューレ》Mが登場。これによって、レベルが1~8まで一通りのレベルが揃っている。
 全体的に☆5以上のMが多く事故が心配だが、アニメ登場当時はともかく、昨今は展開サポートが豊富にあり、Pもあるので事故という事故はそんなに気にならないだろう。だが、総じて打点が低いのが難点。自身の効果による打点増強や、サポートを駆使して立ち回りたいところ。

・《Valkyrie Erda / ワルキューレ・エルダ》
 自身の打点が低いのが悩みの種だが、《ワルキューレ》カードの効果でSSされている場合は、相手M全体の打点がダウンする。その下げ幅は1000と侮れないものの、除去などで突破される可能性があり過信はできない。
 効果③は破壊をトリガーとするが、相手Mを除外する効果は強力。【ワルキューレ】は相手Mの除外を得意とするため、《Valkyrie Funfte / ワルキューレ・フュンフト》や《Valkyrie Dritte / ワルキューレ・ドリット》のサポートに向く。

・《Valkyrie Brunhilde / ワルキューレ・ヴリュンヒルデ》
 攻守に優れたM。打点の低さは効果②でカバーできるが、いかんせん相手依存。最大で3000アップし、その場合は侮れない存在となる。守備では効果③によって戦闘に対して耐性ができる。自身の守備力の関係で効果は2回までのようだが、サポートによるフォローにより鉄壁ガードと化す。

・《Valkyrie Erste / ワルキューレ・アルテスト》
 《Ride of the Valkyries / Walkuren Ritt》など手札からSSする魔法カードによってSSされる事で、《Mischief of the Time Goddess / 時の女神の悪戯》を回収できる。効果②によって除外した相手Mと同じ打点になる。相手ターンでも撃てるので、これによって攻撃を凌いだり、打点の低さをカバーできたりできる。

・《Valkyrie Zweite / ワルキューレ・ツヴァイト》
 展開時に相手Mを除去する効果だが、耐性とカウンターに留意したい。効果②によって永続魔法を回収できるので、永続魔法を多用するデッキへの派遣も期待できる。

・《Valkyrie Dritte / ワルキューレ・ドリット》
 【ワルキューレ】において潤滑油となるカード。《ワルキューレ》カードをサーチする、という事で真っ先にサーチしたいのは《Ride of the Valkyries / Walkuren Ritt》だろう。効果②のパンプアップは、大量に除外されない事には安定した打点を得られない。《Valkyrie Funfte / ワルキューレ・フュンフト》のサポートが必要になるかと。

・《Valkyrie Vierte / ワルキューレフィアット
 【ワルキューレ】版《ボールス》、という帰来があるが、こちらの場合は自陣の《ワルキューレ》Mの数に依存するため、安定したサーチを行おうと思ったら大量展開が必要になる。
 効果②はリクルート。レベル制限が無いのが心強い。

・《Valkyrie Funfte / ワルキューレ・フュンフト》
 自身のレベルの関係上、釣り上げ効果持ちのMと相性が良い。効果①は《魂の解放》や《Apple of Enlightenment / フライアのリンゴ》など、相手墓地のMを除外するカードを駆使する事でパンプアップできる。
 メインは効果②だが、自身以外の《ワルキューレ》Mがいないと腐りやすい。墓地へ送るカードの候補は、《Mischief of the Time Goddess / 時の女神の悪戯》をサーチできる《Ride of the Valkyries / Walkuren Ritt》が最有力候補。

・《Valkyrie Sechste / ワルキューレ・セクスト》
 《ワン・フォー・ワン》圏内であり、SSに反応して《ワルキューレ》Mをコールする効果が強力。レベルは問わないため、《Valkyrie Brunhilde / ワルキューレ・ヴリュンヒルデ》ら上級Mをデッキから呼び出せるのが心強い。
 効果②は墓地を参照に除外するカードと組み合わせるのが前提となりそう。昨今ではデッキ破壊は相手にとってメリットになりうる。

・《Fortune Chariot / 運命の戦車》
 上級ユニオン。装備時は耐性付与とDA効果が付与される。メインとなるのは効果②になるか。与えるダメージが半分になってしまうが、相手Mが多い状況での《Valkyrie Brunhilde / ワルキューレブリュンヒルデ》によるDAは洒落にならない打点になる。同様に、事前に高打点Mを除外し打点を同じにした《Valkyrie Erste / ワルキューレ・アルテスト》によるDAも、決まれば痛い。
 ユニオン装備時による身代わりは、打点の低い《ワルキューレ》Mにとっては便利だし、効果破壊に際しては《Goddess Urd’s Verdict / 女神ウルドの裁断》もいる。ユニオンゆえ展開は手間だが、フォロー能力は高いといえる。

・《Vakyrie Chariot / 戦乙女の戦車》
 効果云々よりも、《おろかな埋葬》などで墓地へ送り、《Pegasus Wing / 天馬の翼》の発動トリガーにした方が建設的かもしれない。

☆5:《Ride of the Valkyries / Walkuren Ritt》
 PSさながらに大量展開する強烈な効果。しかし《ワルキューレ》Mは総じて打点が低いため、ワンショットを狙おうとなるとそれなりに工夫が要る。
 デメリットはSSした《ワルキューレ》M全員がデッキへ帰還してしまう事だが、そこは効果②で回避できる。というのも、効果②は《Mischief of the Time Goddess / 時の女神の悪戯》をサーチする効果。その《Mischief of the Time Goddess / 時の女神の悪戯》の効果①でデメリットを回避できるのだ。
 大量展開には《ワルキューレ》Mを多く手札に控える必要が要り、Mの構成上、事故が心配されるが、そもそも光属性・天使族はサポートが豊富で、展開にしても《フォトン・リード》や《光神化》等があるので、出番としてはフィニッシュ用になるだろうか。
 Pの存在から出番はあまり無さそうだが、リンクもあるのでそちらへの企図も面白いかもしれない。

☆6:《Mischief of the Time Goddess / 時の女神の悪戯》
 アニメではその凶悪な効果が話題になったが、OCG/TCG化されるに辺り、効果は原作再現ながら、その条件として《ワルキューレ》Mを要するようになった。
 運用は専ら《Ride of the Valkyries / Walkuren Ritt》のデメリット解消で、これにより次の自分ターンのBPまでスキップする事で2回攻撃同然の連撃を加えつつ、かつデッキ帰還のデメリットを帳消しにするというえげつない挙動をする。加えて効果によりセットした罠カードが発動可能になったり、《Valkyrie Zweite / ワルキューレ・ツヴァイト》のサルベージ効果が2回分の発動になったりと、それらのカードとの相性は良好。
 反面、ターン終了時までの効果は切り替わりによって終了してしまう点に留意したい。一番の困り事は、速攻魔法なのに墓地除外で発動するが故に、そこを突かれて不発に終わってしまう点。除外ギミックは当然だが、《王宮の鉄壁》などの除外封じも困った存在となる。《ワルキューレ》Mを要するが、応用力は高いカード。

☆4:《Final Light / 終幕の光》
 【ワルキューレ】版《ソウル・チャージ》・・・なのだが、相手に蘇生を許す事とサーチが利かない点が気がかり。そもそも【ワルキューレ】は墓地肥やしが得意でないため、盤面次第では腐る可能性も。

☆1:《Valkyrie's Embrace / ワルキューレの抱擁》
 除外は便利だが、その必要経費が重すぎる。発動条件は《Valkyrie Dritte / ワルキューレ・ドリット》で満たせるが・・・

☆2:《Pegasus Wing / 天馬の翼》
 《おろかな埋葬》でユニオンMを墓地へ送りたいところ。

☆4:《Goddess Skuld’s Oracle / 女神スクルドの託宣》
☆4:《Goddess Verdande’s Guidance / 女神ヴェルダンディの導き》
☆5:《Goddess Urd’s Verdict / 女神ウルドの裁断》
 イラストアド抜群の永続魔法カード。3人が行うのはデッキトップ操作。3人が揃った時のデッキトップ操作はかなり厄介な効果だが、単独運用の場合、外した時のデメリットがキツイ。

・《Goddess Skuld’s Oracle / 女神スクルドの託宣》
 召喚制限が付くが、相手のデッキトップを操作する。これによって相手の戦略を狂わせる事が出来る。召喚制限が痛いが、天使族デッキでの運用ならば制約は痛くないだろう。

・《Goddess Verdande’s Guidance / 女神ヴェルダンディの導き》
 デッキトップのカードの種類を当てる効果。当たればセットし、外れた場合は手札に加える、と、外した場合のデメリットはこのカードが一番デカイ。昨今では手札誘発が多いのでそれらをピンポイントで引き込めば不発に持ち込めるが、外せば手札に加えられるし、当てたとしても処理しなかったら返しのターンで展開の呼び水になってしまう。
 
・《Goddess Urd’s Verdict / 女神ウルドの裁断》
 効果②はセットカードの宣言除去。当たればそのカードを除外できるが、外した時のデメリットは能動的に行える除外。それに限り、デッキによってはメリットに転ずる。その最たる例としては《ネクロフェイス》や《エクシーズ・ディメンション・スプラッシュ》など、更には《不知火》Mなど、除外する事で効果を発揮するカードとの相性は抜群。これらと組み合わせると面白い動きができそうだ。

 これらのカードの本領は効果①。特に《ウルド》は《ワルキューレ》Mに効果耐性が付く効果が強力。しかし《ワルキューレ》Mの打点が低いため、戦闘による突破が気がかり。
 注目すべきは、これら3種と《ハモン》の相性が鬼である事。《ワルキューレ》Mこそ必要だが、《スクルド》→《ヴェルダンディ》→《ウルド》と繋ぐだけで《ハモン》召喚のための下準備が簡単に出来る。流石に反応やカウンターには弱いが、ポッと出で40打点が飛んでくるのは強烈だろう(尤も、昨今は《ホープ・ザ・ライトニング》の存在で過信できなくなってしまったが・・・)。
 そのほか、《真竜》Mや《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》への企図も検討でき、様々な工夫を凝らせられる。
 基本は原作どおりに《スクルド》で操作し《ヴェルダンディ》でセットし、《ウルド》で除外していく感じか。ネックはやはり、単独運用時に外した場合のデメリットが影を落とすか。

☆3:《Apple of Enlightenment / フライアのリンゴ》
 【ワルキューレ】は展開力に長けているので除外する枚数に期待を持てるが、展開への牽制は1~2枚で十分の場合アリで、そうなると他の墓地除外カードと大差ないかと。むしろ除去された際の大量ドローに活路を見出すべきだろうか。

☆1:《Loge's Flame / ローゲの焔》
 ロックの範囲が攻撃力2000以下。昨今はこれより上の打点がバンバン飛ぶのでロック能力は殆ど意味を成さないだろう。


☆7:《Danger! Bigfoot! / 未界域のビッグフット》
☆7:《Danger! Nessie! / 未界域のネッシー
☆5:《Danger! Chupacabra! / 未界域のチュパカブラ
☆7:《Danger!? Jackalope? / 未界域のジャッカロープ》
☆5:《Danger! Thunderbird! / 未界域のサンダーバード
☆4:《Danger! Dogman! / 未界域のワーウルフ
☆5:《Danger! Mothman! / 未界域のモスマン
☆7:《Danger!? Tsuchinoko? / 未界域のツチノコ
☆4:《Danger! Ogopogo! / 未界域のオゴポゴ》
 【未界域】はUMAで構成されたカテゴリー。何より発動制限の無い手札交換効果が強く、海外ではこれらを使用したデッキが環境を席巻したが、環境の異なる日本では、はてさてどうなるだろうか?
 冒頭でも云ったが、発動制限の無い手札交換効果があまりにも強力。加えて《未界域》Mは自身以外が効果①で捨てられた場合、手札からSSされる。これによって高い展開力を見せ、リンクなど様々な企図を図れるのが強力なM群である。とはいえ、効果①は公開しての発動なので射抜かれる危険はある。手札誘発の存在も気になるだろう。
 効果②は【暗黒界】めいた効果。そのため【暗黒界】のギミックがそのまま使える。
 収録されている《未界域》M9体のうち、約半数以上がアメリカ大陸で目撃されたUMAで構成されている。レビューにおいては、効果②を中心にレビューを行う。

・《Danger! Bigfoot! / 未界域のビッグフット》
 アメリカで目撃されるUMA、または同種のUMAの総称。
 打点は申し分なく、自身のステータスの関係で様々なギミックと組み合わせられるのが強み。一方で暗黒界めいた効果は表側表示のカード1枚の除去だが、耐性持ちもあるので除去としては不安定な部分も。

・《Danger! Nessie! / 未界域のネッシー
 スコットランドネス湖で目撃されたとされるUMA。未確認動物の代表例として世界的に知られ、20世紀最大級のミステリーとして語られてきた。
 《未界域》Mとしてはサーチ効果が強力であり、M以外にもドロー効果が強力な《Danger! Zone / 未界域の危険地帯》をサーチできるため、ブースター役としても一役買える。

・《Danger! Chupacabra! / 未界域のチュパカブラ
 主に中南米などで目撃されるUMA。
 効果は墓地蘇生。これによって打点の高い《未界域》Mを蘇生したり、リンクなどのEXMへの企図を図れる。《未界域》Mは全員が闇属性のため、《スターヴ・ヴェノム》への展開も検討できる。

・《Danger!? Jackalope? / 未界域のジャッカロープ》
 ツノウサギとも云われ、主にアメリカ・ワイオミング州に棲息しているとされるUMA。
 効果②によるコールが強力。しかし守備表示でのSSのため追撃には向かないが、リンクなどのEXMへの展開に明るい。

・《Danger! Thunderbird! / 未界域のサンダーバード
 カナダ西海岸部やアメリカに先住するインディアン部族の間に伝わる神鳥なのだが、北米で発見される巨鳥のUMAはこれと同一視され同じ名前で呼ばれている。
 立ち回りとしてはセットカードの除去であるが、魔法罠の場合はフリーチェーンに留意したいところ。ステータス上、ドローソースとの相性が良く、《暗黒界の取引》に至ってはドローしつつ展開もできるので至れり尽くせりとなる。

・《Danger! Dogman! / 未界域のワーウルフ
 米・ミシガン州発祥の都市伝説から創造されたUMA。
 相手M全体へのデバフは強烈であり、その値は1000と侮れない。自身のレベル上、SSできればリンクの他、★7Xへの企図も図れる。

・《Danger! Mothman! / 未界域のモスマン
 米・ウェストバージニア州ポイント・プレザント一帯を脅かしたUMA。
 効果②は《暗黒界の取引》めいた手札入れ替え効果。これによって、さらに効果を発動して追撃や除去、さらなる展開を行っていける。同様の効果を持つMとの相性も良く、【未界域】以外にそれらを発動できるMを多用するデッキへの派遣も検討できる。

・《Danger!? Tsuchinoko? / 未界域のツチノコ
 日本に生息すると言い伝えられているUMAのひとつ。
 どっちに転んでもSSされるので、相手にとっては鬱陶しい事この上ないだろう。SSしやすいMゆえ大転回に明るく、起点作りに最適かと。派遣要員としても非常に優秀。

・《Danger! Ogopogo! / 未界域のオゴポゴ》
 カナダのオカナガン湖で目撃されるUMA。
 効果は【未界域】版《ラヴァルバル・チェイン》という趣き。守備力が高いので壁役に向くが、耐性は無いので過信は禁物。自身のステータス上、様々なカードのサポートに向く。


☆1:《Realm of Danger! / 未界域-ユーマリア大陸》
☆2:《Danger! Response Team / 未界域調査報告》
☆1:《Danger! Excitement! Mystery! / 魅惑の未界域》
☆2:《Danger! Feets of Strength! / 未界域捕縛作戦》
 《未界域》魔法・罠を見ると、魔法は探検、罠は危機的状況に直面、といったストーリーが伺え、日本で云えば昭和後期に放送された探検隊シリーズを髣髴とさせる。しかし魔法・罠勢は《危険地帯》を除き、どうにもパッとしない印象を受ける。

・《Realm of Danger! / 未界域-ユーマリア大陸》
 耐性付与は主に展開反応に対してのもの、DA付与も打点の高いMならば痛撃となるが・・・

・《Danger! Response Team / 未界域調査報告》
 設計思想は悪くない。が、相手にカードが必要、という点で足を引っ張るのがどうにも気になる・・・

・《Danger! Excitement! Mystery! / 魅惑の未界域》
 効果は便利だが、制約が足を引っ張る。単独運用の場合、《Realm of Danger! / 未界域-ユーマリア大陸》と組み合わせれば何とかなるか・・・?

・《Danger! Feets of Strength! / 未界域捕縛作戦》
 アタッカーの少なさが問題。効果はシンプルで使いやすい。

☆7:《Danger! Zone / 未界域の危険地帯》
☆2:《You're in Danger! / 未界域の歓待》
☆2:《Second Expedition into Danger! / 第二次未界域探検隊》

・《Danger! Zone / 未界域の危険地帯》
 【未界域】版《天使の施し》。

・《You're in Danger! / 未界域の歓待》
 地獄の一丁目へようこそ・・・
 自分ターンで発動した場合は素材なり盾なり運用できるが、相手ターンで発動した場合は何かしらの動作が無いと、ちと厳しいか。

・《Second Expedition into Danger! / 第二次未界域探検隊》
 どうにも扱いづらい印象。フリーチェーンで《未界域》Mを手札から捨てる事ができるカードとして運用したいが・・・

☆1:《激動の未界域》
 今回のシク枠はまさかのフィールド魔法。
 本命の効果②は条件と制約がきつい。《おろかな副葬》で墓地へ送ればなんとかなるか?


☆7:《Time Thief Winder / クロノダイバー・リューズ》
☆6:《Time Thief Bezel Ship / クロノダイバー・べゼルシップ》
☆6:《Time Thief Regulator / クロノダイバー・レギュレーター》
☆5:《Time Thief Redoer / クロノダイバー・リダン》
 【クロノダイバー】は《クロノダイバー・リダン》を軸としたカテゴリー。モチーフは「モモと時間泥棒」という小説。

・《Time Thief Winder / クロノダイバー・リューズ》
 XMがいれば展開しやすいだけでなく、CIPでサーチもできるので、XMを多用するデッキにおいては大車輪の活躍が見込める。

・《Time Thief Bezel Ship / クロノダイバー・べゼルシップ》
 自己蘇生効果は便利。

・《Time Thief Regulator / クロノダイバー・レギュレーター》
 初手での展開にはうってつけのカード。しかし現状では《クロノダイバー》Mの数は少ないものの、《Time Thief Winder / クロノダイバー・リューズ》はサーチ効果が使え、《Time Thief Bezel Ship / クロノダイバー・べゼルシップ》は自己蘇生の布石を撃てれるので、相性は良く問題は無いだろう。

・《Time Thief Redoer / クロノダイバー・リダン》
 効果は連動しており、相手のデッキトップをX素材にし多彩な効果を発動するのがこのカードの真骨頂となる。また、EXMゾーンの自身を除外する事により、EXMゾーンが空くのでさらにEXMを展開できるのもありがたい。

☆3:《Time Thief Hack / クロノダイバー・ハック》
 安全な着地や効果耐性により攻めやすくなる。強化倍率もそこそこで、XM全体に影響を及ぼす。その状態でのDAは強烈だろう。

☆2:《Time Thief Flyback / クロノダイバー・フライバック》
 《クロノダイバー》XMの補助に特化した1枚。しかし現状では魔法罠共に1種類ずつなため、種類が増えない事には・・・

☆5:《クロノダイバー・パーペチュア》
 今回のシク枠。
 蘇生効果はサーチが使える《リューズ》、素材を供給できる《リダン》辺りが選択肢。X素材の供給は、《リダン》展開時に効果を発揮する。《リダン》を支える脇役的な1枚。


☆3:《Noble Knight Pellinore / 聖騎士ペリノア》
☆3:《Noble Knight Iyvanne / 聖騎士イヴァン》
☆4:《Noble Knight Custennin / 聖騎士コルネウス》
☆4:《Morgan, the Enchantress of Avalon / アヴァロンの魔女モルガン》
 もうちょびっとだけ続くんぢゃ。
 《Noble Knight Pellinore / 聖騎士ペリノア》は除去とドローを兼ね揃えた1枚。除去効果では《トリスタン》が目下のライバルとなる。
 《Noble Knight Iyvanne / 聖騎士イヴァン》はトークン生成により、リンクを絡めた動作が可能。しかし制約上、展開できるのは《イゾルデ》になりそうか。
 誤植騒動で騒がれた《Noble Knight Custennin / 聖騎士コルネウス》。効果は【聖騎士】では達成しやすい条件で容易に展開できるため、EXMの展開に奏でている。効果②ではTCGは《聖騎士》Mに限られていたが、OCGは何でもいけるようだ。
 最後に《Morgan, the Enchantress of Avalon / アヴァロンの魔女モルガン》は、【聖騎士】における手札誘発。条件こそ厳しいものの、《Heritage of the Chalice / 聖杯の継承》によって条件を満たしやすくなった。条件が揃えば、全ての効果に対してカウンターする。その際、聖剣を破壊する必要が有るが、再装備は可能なので気にはならないだろう。

☆3:《Sacred Noble Knight of King Custennin / 神聖騎士王コルネウス》
 素材が多ければ多いほどバウンスでき、さらに破壊されても後続に繋げられる、と切り返しに優れたカードと云える。打点は低いが、逆に云えば自爆しやすいとも取れる。選択肢が増えたのは良き力かと。

☆4:《Noble Arms - Clarent / 聖剣クラレント
 【聖騎士】においては打点強化によるDAで痛撃を与え、【ベン・ケイ1キル】においては打点を下げない《シール》というこれ以上ない相性のいい装備魔法となる。

☆7:《Heritage of the Chalice / 聖杯の継承》
 一部のカードをサーチできないが、いずれかを補填できるサーチ&サルベージはありがたい。

☆3:《Until Noble Arms are Needed Once Again / 聖剣の導く未来》
 いわば【聖騎士】版《強欲で謙虚な壺》という趣の罠カード。


☆4:《Yellow Ninja / 黄色い忍者》
☆4:《Yellow Dragon Ninja / 黄竜の忍者》
 《Yellow Ninja / 黄色い忍者》は召喚・リバース時に☆4以下の《忍者》Mを展開できる事から、基本的には《切り込み隊長》路線のカードとして活用ができる。その際、召喚制限が付くため、他のMの併用には注意が必要。特に《聖騎士の追想ゾルデ》にそのまま繋げる事ができない。
 《Yellow Dragon Ninja / 黄竜の忍者》は自身が恐竜族という事で、恐竜族のサポートを受けられるのが強み。除去効果は便利だが、コストはやや重い。露払い役としての運用ではなく、単純にアタッカーとして運用するべきか。自身は☆8なので《トレード・イン》などのドローソースの弾としても便利。

☆6:《Ninja Grandmaster Saizo / 忍者マスターSAIZO》
 素材に関しては《成金忍者》《Yellow Ninja / 黄色い忍者》《機甲忍者アース》等の展開手段に優れたモンスターを使用する事でリンクを賄える。また、《黄昏の忍者将軍-ゲツガ》ならば、1枚でLSの準備が可能。
 効果①は自身がリンクゆえに《忍法 変化の術》《忍法 超変化の術》と相性が悪いが、後続を用意できるならばそれらをセットしても問題ないだろう。《隠密忍法帖》をサーチしてボードアドを稼いだり、《Ninjitsu Art of Mirage Transfomation / 忍法妖変化の術》で相手MをSSするといった戦略もできる。
 効果②はマーカーの関係でEXMゾーンにいなければならないが、対象効果に耐性が付与される。マーカー先に耐性持ちを置く事で、狙われにくくなる。流石に対象を取らない効果やリリースには無力だが、あっては損はない効果といえる。
 効果②が霧隠れの術をモチーフとしている事から、このMのモチーフは霧隠才蔵だろう。《忍者マスター》Mとしては猿飛佐助・服部半蔵に次いで3人目(《SASUKE》に至っては〈がんばれゴエモン〉シリーズにも当てはまる)。

☆5:《Hidden Village of Ninjutsu Art Training / 隠れ里-忍法修練の地》
 《忍法》カードを回収できるのは便利だが、回収したカードに発動制限がかかるため、特に《忍法》魔法カードを回収する際はタイムラグに留意したい。場合によっては、《女忍者ヤエ》や《成金忍者》の手札コストに使うという手もある。
 効果②の身代わり効果は便利で、このカードも《忍法》カードなので破壊効果から身を守れる。ただ、【忍者】は特別墓地肥やしに長けているわけではないため長期的な適用は期待せず、1、2回使えれば御の字といったところか。
 また、効果①のサルベージとの兼ね合いもあるため、効果②の使用は一考したいところ。

☆4:《Ninjitsu Art of Mirage Transfomation / 忍法 妖変化の術》
 相手Mを墓地から奪えるのは非常に便利。奪ったMが弱くとも《忍者》M扱いにはなるので、《Ninja Grandmaster Saizo / 忍者マスターSAIZO》の素材や他の忍法カードのコストに流用できるのは強み。


☆2:《Contact Gate / コンタクト・ゲート》
 トリプルコンタクトをしやすくするための準備カード・・・なのだが、《ネオス》の用意と他のカードとの食い合いが起きるのが、ちと気がかりか。

☆3:《Alviss of the Nordic Alfar / 極星霊アルヴィース》
 《グルヴェイグ》を使用するなら採用の余地あり。

☆2:《Super Anti-Kaiju War Machine Mecha-Thunder-King / 対壊獣用決戦兵器メカサンダー・キング》
 《壊獣》Mに対するメタファーだが、そもそも【壊獣】はメタ側に立つ事が多く、出張要員として出向いている場合が多い。それを射止めようと思うと針の穴、という気も。自身は☆9、しかも勢いがあるので、それらを重きに置くデッキでの投入は検討できる。

☆6:《Gnomaterial / ノーマテリア》
 最初のターンでの展開に対する牽制札。儀式以外の展開方法に対して強烈に作用する。しかし、この手の牽制札っていうのは、得てして新召喚方法には対応しておらず、それが登場した場合に腐る可能性も出てくる。それでも多く出る手段に対しては、強い牽制で望めれる。最初の一手を挫く1枚。

☆3:《Muddy Mudragon / ドロドロゴン》
 EXデッキから呼び出せる《融合呪印生物》。自身の性質上、F・Sを絡めたデッキを要求される事になる。《デブリ・ドラゴン》に対応しており、S先、蘇生先にできる。

☆6:《Pinpoint Landing / 一点着地》
 手札からのSSができれば一挙ブーストが可能。除去には脆いが、ドローを多く行えば十分仕事を果たせる。
 
☆1:《Consolation Prize / 廃車復活》
 挙動からして相手依存の感が強い1枚。

☆2:《Saryuja's Shackles / 蛇龍の枷鎖》
 リンクに関係するドロー効果だが、2枚以上のドローでデッキ戻しが発生する点から、マーカー数に左右されがちになるかと。リンク5なら5枚ドローと美味しいのだが・・・。
 むしろ対リンクなら《ファンタズメイ》で出来そうなのが・・・

☆5:《Dimension Shifter / ディメンション・アトラクター》
 このカードも最初のターンでの展開に対する牽制札で、《マクロコスモス》路線のカードとして展開に対して強力に牽制する。墓地効果だけでなく、手札誘発も封じてくれる。
 このカードもそうだが、EP19は展開に対する手札誘発が多く登場する。既存のカードも含め、激戦が予想される。

☆7:《Nibiru, the Primal Being / 原始生命態ニビル》
 『5体』というのが大きなポイント。効果テキストは〈召喚を含む5体〉なので、各デッキのエースMを展開するだけのシンプルな挙動だけでも容易に条件を満たしてしまう。リンク隆盛の今、ソリティアに近い動作をしようものなら、このカードが手札から飛んでくる危険がある。
 また、このカードはフリーチェーンであるのが問題。具体的には、効果を無効にするMが出る前など、盤面を整う状況下での投下などで相手の盤面を強力に破壊・牽制していく。とかく条件の観点から範囲はとても広く、大部分のデッキの展開力を壊滅レベルで削ぐのと同時に、展開に際して強力な牽制で相手の出方を伺う、強烈なカードと云えるだろう。
 ソリティアなどの大量展開に対するアンチテーゼとも云える1枚。

☆5:《Dark Ruler No More / 冥王結界波》
 M効果による盤面制圧に対する牽制札。ダメージが0になるデメリットがあるが、耐性も引き剥がせるので状況の打開にはもってこいと云える。ただ、発動から後出ししたカードに対しては無力で、特に手札誘発には注意が必要。


☆4:《黒衣之詔刀師》
☆4:《神峰之天津オカミ》
 今回の世界大会特典枠。
 いずれのカードもマッチキル条件がEXリンク状態と厳しく、妨害を乗り越えて大量展開を行わないといけない。上要素のリンクマーカー持ちは増えているが、現状では〈L2で左上・左or右上・右のマーカーを持つ〉LMがいないため、3体でのEXリンクを目指そうと思えば手間が大変。
 《黒衣之詔刀師》は魔法使い族の効果M3体以上を要求するL5。運用に際しては魔法使い族デッキでの登用になるが、ことEXリンクとなると、その手間が段違い。一応《黒衣之詔刀師》→《トロイメア・フェニックス》→《リンクメイル・デーモン》と繋げばEXリンクは可能だが、この時点でその重さはかなりのものとなる。
 方や《神峰之天津オカミ》は上下左右4方向のLM。EXリンクへ持っていくには、従来の方法で問題ないだろう。素材もドラゴン族の効果M3体以上と重いが、【ドラゴンリンク】などソリティアに長けたデッキなら展開できるかと。しかしながら《Nibiru, the Primal Being / 原始生命態ニビル》など手札誘発の種類が増えた事から、盤面作成への妨害がよりきつくなると予想され、さらに手間を考えると、その難易度は計り知れない。
 その分、マッチキルが決まれば爽快なのだが。


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と、いったところで今回はここまで。
次はIGASだ・・・