ネタ抜きで2004期の環境を予測しましょう。
環境の読める人間ではありませんが、今ある情報から自分なりの答えを出してみたいと思います。
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×【リリーサードラグーン】
○【ドラグーンビート】
《ヴェルテ・アナコンダ》の登場以降、瞬く間に環境を席巻。《ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の制圧力に加え、《儀式魔人リリーサー》を素材としたRMによる展開制限によって相手の出方を大きく牽制する。展開力の高さゆえの対策も、フィールドのMの数を減らす事で対応できるため、対策が対策にならないケースは多々ある。
しかしそれも今回の改訂によって大幅に崩れることとなる。関連するパーツが軒並み規制されるうえ、構造化した動作を担うカードも1枚制限ないしは禁止指定されるなど、プレイングに大きな影響を及ぼすのは避けられないだろう。
【ドラグーンビート】に関しては派遣要素としては健在ながらも、関連パーツが軒並み1枚制限になったため、事故のリスクが強まったと感じる。以後の挙動としては《ドロドロゴン》など規制がかからなかったパーツを中心に、出張セットという形で様々なデッキに投入されると思われる。
×【守護竜】
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》のエラッタ解除は朗報だが、《星杯の神子イヴ》を始めとして《守護竜》Mを使ったギミックが使用不可となった事で、構造化されたルートは崩壊、本来あるべき姿に戻ったといえる。
※【新MRによるEXMへの影響】
今回の改訂よって、今までLを要しないと2体以上の展開が難しかったF・X・Sが大量展開できるようになり、しいてはSはアクセルシンクロのみならず、《アルティマヤ・ツィオルキン》などSを展開するSyMにとっては追い風となった。
一方でL・Pは据え置き。今後はF・X・Sを絡めたデッキが台頭することが予想され、それを見据えてか、過去に席巻したSyMやXM、FMが1枚制限に再指定された。あるいはそれらへ繋げやすいMやサポートにも規制が入っている。今回の23枚にも及ぶ大規制は、それらを見据えてのものだろうか?
◎【オルフェゴール】
《宵星の騎士ギルス》の登場により、欲しかった挙動ができるようになったのは大きなプラスといえる。しかし来期は《ガラテア》と《ディヴェル》の2枚が1枚制限に指定され、挙動に影響が出るのは避けられないかと。
◎【未界域】
《ネッシー》と《ジャッカロープ》の2枚が2枚制限に規制され、サーチ能力が落ちるのがどこまで影響するか。しかし自身のカラーへの影響は少なく、引き続き環境を席巻すると思われる。
◎【サンダー・ドラゴン】
◎【オルターガイスト】
◎【エンディミオン】
○【閃刀姫】
○【魔術師】
引き続き環境に留まると予想。
?【新テーマ】
4月以降に出る新テーマ。そのデッキパワーによっては、環境入りも予測される。
○【罠モンスター】
○【黄金郷】
ルール改正に伴う処理内容の変更によって、発動した箇所の魔法・罠ゾーンが使用できるようになった事は罠モンスターを多用するデッキにとっては福音となる。これによって、これまでゾーンが埋まる事で魔法・罠カードの発動が制限されていたのが解消される事となる。
【黄金郷】に関してはキーパーツの保持いかんが鍵を握るかと。《エルドリッチ》が☆10なので《神縛りの塚》によるサポートが利く。
○【コード・トーカー】
最近のCSで入賞数は増えている。
○【影霊衣】
今回の制限解除によってフルパワーを発揮できるようになった。しかし現在の環境についてこれるかというと未知数。
△【アダマシア】
展開力はかなり高く、サポート範囲は岩石族全般に及ぶため派遣能力も高い。【電磁石】などの岩石族テーマへの派遣も検討できる。懸念材料は手札誘発であり、特に《ニビル》は展開力の高いこのテーマにおいては留意すべき存在かと。
▲【六花】
リリースした/された場合に発動する効果は応用が利き、かつ牽制に向く。挙動としては純正のほか、【聖刻】や【帝】、《シャドウ・ディストピア》を使用したデッキで運用すると面白い挙動が出来そうだ。
×【ドラゴンリンク】
書くまでもなく、壊滅。
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といったところで、今回はここまで。
とりあえず自分の知りうる限りではこれらのデッキが有力。
新MRになって、果たして環境はどう推移することやら・・・