Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】SD39・RDKP02雑感

本日の題目:SD39・RDKP02雑感
全リスト判明したので、SD39とRDKP02の雑感やります。
効果は書かないので各自調達の方向で。

※記載漏れ等ありましたら指摘願います。ネタバレ注意。
※評価は0~7までの8段階。

 


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□SD39
■総評
 ユーザー投票では3位。本来なら1位がSD化されるはずだったが、最終的には3位までのカテゴリーがSD化された。邪推すると、マーケティングによるものと人気的なもの、陰謀論まで飛躍させると〈何が何でも霊使いをSD化させる〉という使命感、ないしは芸能事務所張りのごり押しめいた何かまで推測できる。スリーブ投票でダブルスコア以上の得票数を得た事を考えると、予定調和を警戒したのだろうか。

 カテゴリーとしては構築難易度が高く、元の性能からリバースによるコントロールは望めそうに無いので、《憑依装着》へ繋ぐか、各種使い魔をSSしてEXMへ繋ぐのが主な挙動となる。
 SDとしては勝ち筋が【ビートダウン】となっているものの、【ドラグーンビート】を筆頭に封殺への対策が懸念材料となる。

◇霊使い
 4霊使いの初出は【THE LOST MILLENIUM】と、15年前まで遡る。このパックからGXに入り、十代の使用する【E・HERO】はここから始まる。

 効果は対応する属性のMをコントロールするリバースM。各々の性能は、初出当時の環境を鑑みると有用性は炎>地>水>風と推測する(一応、05年当時の環境では《月読命》が制限カードながら、ロックパーツによるロックが決まれば、リバース効果によるコントロールは可能だった。コントロールしたMを糧にアドバンス召喚(当時は生贄召喚)する挙動だったかと)。

 一方で、遊戯王wikiのたった一文を巡り荒れた事も。

 その後、【ELEMENTAL ENERGY】にて《憑依装着》が登場。元々の《霊使い》Mと対応する属性のMをリリースする事でSSでき、この方法によるSSで貫通効果を付与できるが、そもそもNS可能の1850アタッカーとして運用が可能なので、補助効果はおまけと見ていいかもしれない。

 【THE LOST MILLENIUM】から1年後の【ENEMY OF JUSTICE】でも4霊使いは登場している(自分のいた界隈では〈怨霊使い〉と云っていた)が、こちらは性能が異なる。以後、新たなる霊使いが登場するまで2年の歳月を、6属性の《憑依装着》が全て出揃うまでは、さらなる歳月を経る。

 その後は使い魔の強化や、実質的な《憑依装着》サポートなど、間接的な強化がなされ、そして第10期にてLMが登場している。効果はやはり属性関係。昨今では属性を参照するFMが多数出ているので、融合路線への企図も図れる。

☆3:《憑依覚醒-デーモン・リーパー》
☆3:《憑依覚醒-大稲荷火》
 先立って2属性の《憑依覚醒》MがSDで登場。残る水風はレギュラーパックなりで出てくるのかしら?
 共通項として、魔法使い族Mと対応する属性のMを墓地へ送る事でSSできる効果を持つ。墓地へ送られる事で発動する効果はリンクを介する事で容易に満たせる。その効果③は《霊術》カードまたは《憑依》魔法罠と心強く、用途に応じて使い分ける感じになるか。
 各々の効果②は地が墓地蘇生で、炎が攻撃力参照のバーン。地の場合、墓地蘇生により連続リンクのサポートが可能になる。展開手順によってはX・Sへの企図も図れる。方や炎は攻撃力を参照するので、展開した相手Mによっては引導火力となりうる。効果②の後に《火霊術》で追い討ちをかけると面白い事になりそう。

☆3:《大霊術-「一輪」》
 サーチ効果があるとはいえ、見せたカードを戻すためアドを取りづらく、加えて条件やデメリット等から、制圧能力は過信できない。サーチのしにくさも拍車がかかるかと。

☆5:《憑依連携》
 運用的にも《霊使い》Mを蘇生してね、といわんばかりの1枚。
 因みに守力1500の魔法使い族MはEXMと大会特典を含めると58種類おり、【霊使い】を除いては【墓守】が次いで多い。

☆7:《精霊術の使い手》
 これ1枚で一通りの挙動が揃う強力なサーチカード。ゆえに手札誘発注意。


□RD/KP02
☆7:《ブラック・マジシャン》
 説明不要の1枚で闇遊戯のバディカード。専用・汎用双方の多彩なサポートを持つが、RDでは制限カード扱いのため、上手く立ち回りたいところ。

☆4:《ドラゴンズ・キーパーソン》
☆4:《エレキッス》
☆4:《エレンジェル》
☆4:《マンモスの墓場》
☆4:《メガザウラー》
☆4:《バブリー・エルフ》
☆4:《ワンレン・ラムーン》
☆4:《ガングロ剣士カナン》
☆4:《獣機界ジャイロ・ジャッカル》
☆4:《獣機界バギー・ドッグ》
☆4:《獣機界モト・ウルフ》
☆4:《ジェット・バラクーダ》
☆4:《ヒート・ダーツ》
☆4:《ハーピィ・ガール》
☆4:《ヴィシュワ・ランディー》
 前回同様、通常Mは新規カードと再録組に分かれている。

 新規カードに目を向くと、まずミミの使用する光属性水族Mが名を連ねる。攻撃力は据え置きだが、守備力は0に統一されており、かつレベルが異なる。何よりデザインが、元のMをバブル時代~90年代に合わせたものになっている。水族ならぬ〈お水族〉に喩えられているM群だが、守備力が0であるため貫通ダメージが怖い。
 続く【獣機界】はミミの息子、ヨシオの使用カードで、イラストからして世紀末感がすごい。【獣機界】は見たところ、守備を許さぬ立ち回りのカテゴリーだが、そのエースのステータス上、重さもあり、フォローが利くかどうかが鍵となりそう。

 再録組は、黎明期~初期に登場したカードを中心に構成されている。イラストも現代風にリテイクされているが、《ハーピィ・ガール》のみイラストも据え置き。

☆5:《セブンスロード・メイジ》
 魔法使い族で固めれば、その分大幅なパワーダウンを狙える。属性をばらつかせれば、《セブンスロード・マジシャン》の打点強化にも繋がる。

☆3:《ライトニング・ボルコンドル》
 ☆4で1200のダウン。1属性に固まっていれば強烈なデバフカードとなるが、そこは相手のデッキ構成に依存する。想定する敵へのメタに使用する感じになるかと。

☆3:《フルメテオ・インパクト》
 要求するMと自身のステータスから重さが段違いだが、最上級Mを一掃するのは強烈。しかし☆5以下が穴であり、☆6以上のMを展開してこない事には腐りがち。

☆3:《ドラゴンズ・ディフェンダー
☆3:《ドラゴンズ・ストライカー》
 中日の選手かな?(種目が違います
 今回はサッカー。挙動上、《ドラゴンズ・キーパーソン》が必要ゆえ、そのMがいない状況下ではただのバニラと化してしまう。RDのフィールド構成上、3体しか出せないため、必然的に今回の《ドラゴンズ》Mで立ち回らざるを得ない。

☆3:《ビックリード・ドラゴン》
 最低でも1500以上は欲しいところ。

☆4:《穿撃竜バンカー・ストライク》
 感覚としてはRD版《森羅の施し》といった具合。相手依存の面があり、最大で3ドロー可能。

☆5:《ロマンス・ピック》
 単純な墓地肥やしカードとして、派遣能力は高い1枚。

☆2:《ロミックンローラー》
 本作のサイキック族Mはピンチ時に効果を発揮するカードが多く、これはそのうちの1枚。最大でも2100まで処理できるとはいえ、返しの除去というリスクもあり、攻め時の安定感に不安が残る。

☆4:《砕光のエスパレイド》
 ピンチ時でなければただのバニラであり、下手すれば他の強力な除去を持つMの方が役立つケースが目立つかも。条件を満たせても除去というリスクが伴うため、あくまで自然な流れでピンチになった時の打開手段として位に留めたい。
 RDのフィールド構成上、2体除去は強力だが、こちらが除去される危険もある。また、守備が0なので、表示変更からの貫通も懸念要素。
 
☆2:《闘将ナンデス》
 パッと見、思いつくケースは・・・

☆3:《逆玉の神 ディアン・ケト》
 若かりし頃の《ディアン・ケト》という趣。やる事が元のカードと同じだが、手札コストを要するようになった。

☆3:《獣機界王カタパルト・デビルコング》
 2体除去は強力だが、破壊範囲が守備表示でありコストもやや重い。自身も除去されるというリスクもあり、乱発は禁物。OCGにおける《重力解除》よろしく表示変更ができるカードの登場が待たれる。

☆4:《スーパー・キング・レックス》
 現状では同梱の《メガザウラー》と《マンモスの墓場》しかいない。パワーで攻めるなら《メガザウラー》、リリース確保なら《マンモスの墓場》といった具合。

☆4:《邪影ダーク・ルーカー》
 自身は手札に帰るが除去しつつ1000バーンは強烈。OCGにおけるアンデッドは豊富なサポートにより高い蘇生力を持つが、そのサポートが乏しいRDでは、はてさて。

☆5:《ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル
 除去能力が高い上に、除去したMによっては一撃必殺級のパワーを得る、いわば引導用の1枚。条件が☆5以上のMと重さが段違いだが、それに見合うパワーかと。

☆3:《波導砲ビッグ・マグロム》
 現状では条件を満たすのは《ジェット・バラクーダ》と《ヒート・ダーツ》のみ。

☆5:《デーモンの呼び笛》
 蘇生対象となるバニラにレベル制限は無い。つまり・・・

☆2:《交霊タコ》
 最大アップ値は、現時点では800。再利用できる事に活路を見出すべきか・・・

☆4:《イノセント・ランサー》
 《ゴックブート》と組み合わせる事でダメージ量を増やせる。


☆4:《ロード・マジック-ダイアストロフィズム》
 今後は属性別で《ロード・マジック》が出てくるのであろうか?
 攻力が2000以上あれば、大型Mを処理できるようになる。そのためには地属性Mが必要。

☆3:《ララバインド》
 今後リバースMがRDに登場したら、やりづらくなるかも。

☆2:《オールナイトフィーバー》
 回復量は最大1200。しかし、今回登場した水族Mの大部分が守力0のため、貫通ダメージが怖い。

☆2:《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》
 《山》に次ぐフィールド魔法で、効果は昔ながらのピンポイント強化。

☆4:《千本ナイフ》
☆4:《黒・魔・導》
 いずれも《ブラック・マジシャン》が場にいれば威力を発揮するカードだが、RDでは制限カード扱いの立ち位置のため、《ブラック・マジシャン》の保持が鍵となる。当然、《ブラック・マジシャン》がいない状況下では腐ってしまう。

☆1:《神風剣》
 コストの大きさの割りに見返りが少ない除去カード。

☆5:《属性変更弾》
 属性を参照する効果を持つカードと組み合わせると、なお良さげ。

☆0:《ブルー・ポーション
 上記の《逆玉の神 ディアン・ケト》や《オールナイトフィーバー》の方が回復力が大きい。


☆3:《復活のバブル-ミラーボール-》
 条件を満たさぬ場面では腐る可能性がある。《逆玉の神 ディアン・ケト》を蘇生する事で、相手の出方を牽制できる。

☆3:《狂暴と共謀》
 RDの特性上、条件を満たせるが、事前の除去が心配。

☆3:《シエスタホールド》
 今後リバースMがRDに登場したら、やりづらくなるかも(二回目

☆3:《死霊の束縛》
 ミラーマッチでないと威力を発揮できない。

☆3:《2ブロック》
 本作のRDパックはMを裏守備にするカードが多く収録されているが、このカードもそのうちの1つ。要求するコストが重く、相手の攻撃を表示変更で防げるとはいえ、条件が☆2バニラ2体を要求するため、レベルをばらけさせると逆に条件を満たせなくなる危険がある。

☆1:《猛吹雪》
 自身が狙われる事も加味すると、逆襲には不安定感が残る。


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といったところで今回はここまで。
次は多忙から抜ければ・・・