Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】DP考察

2023年5月27日 遊戯王OCG「DUELIST PACK -爆炎のデュエリスト編-」発売全47種
ホロレアカード 1種
ウルトラレアカード 6種(5種にシークレットレア仕様もあり)
スーパーレアカード 7種(全てにシークレットレア仕様もあり)
レアカード      9種
ノーマルカード    24種
新カード?枚
1パック5枚入り 176円(税込)
デュエリストパック 第28弾

・アニメや漫画で活躍したデュエリストのカードを収録
・「炎属性」のモンスターを使用するデュエリストのデッキを強化できる新規カードを収録

 

本日の題目:DP雑感
長文注意


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■考察
 例年デュエリストパックは3人ないしは4人にスポットを当てているが、今回は炎属性がテーマとのこと。
 ・・・となると一番思いつくのは【ヴォルカニック】【転生炎獣】【BK】の3テーマだろう。

ヴォルカニック
 初出は〔FORCE OF BREAKER〕と16年前のパック。同梱には【宝玉獣】、各属性フィールドサーチャー、そして《風帝ライザー》がいる。
 「攻め落とす」というよりは「焼いて落とす」カテゴリー。というのも、除去と追撃の焼きが強い《ヴォルカニック・バックショット》、重ねがけで1キル級の火力を叩き込む《ヴォルカニック・カウンター》、相手の場に送りつける《ヴォルカニック・クイーン》と、M勢はバーン効果が多い。
 方や魔法罠は《ブレイズ・キャノン》《ブレイズ・キャノン-トライデント》という2枚の除去装置による除去をメインとし、後に《ブレイズ・キャノン》をサーチする《ヴォルカニック・ロケット》の登場で経由しやすくなったが、初出当初は弾薬の補充には捻出が必要な周囲環境だったために、弾薬の補充にはどうしても墓地回収やドロー補助が必要だった。それが後に様々なサポートカードや新たなるカテゴリーの登場により間接的に強化され、そして《ブレイズ・キャノン・マガジン》の登場で回転力の向上と、バーンによる牽制がしやすくなった。

 ・・・さて、DPで【ヴォルカニック】を強化するとなると、やはり《ブレイズ・キャノン-トライデント》を介して展開する《ヴォルカニック・デビル》周りの強化になるだろうと予想する。強制攻撃と追加ダメージは確かに強力だが、耐性が無い以上除去されやすく、《ブレイズ・キャノン-トライデント》を経由できない状況下では腐りやすい。《ブレイズ・キャノン・マガジン》がある以上、《ブレイズ・キャノン-トライデント》を経由する必要は無い事を考えると、《ヴォルカニック・デビル》強化の際の効果は、

①《ブレイズ・キャノン・マガジン》を墓地へ送ってのSS
②墓地の《ブレイズ・キャノン》カードを必要枚数分除外してのSS
③《ヴォルカニック》Mをリリース、または除外してのSS

 辺りが有力かな、と考える。現代遊戯王の環境に合わせるとなると、耐性持ちはもちろんの事、強力な無効効果、または除去効果を合わせて、かつ強制攻撃と追加ダメージは能動的に発動できる効果になる等、色々な予測が付きそう。
 斜め上の予想があるとすれば、アニメGXでオブライエンが海神の巫女と出会うシーンから着想を得、ヴォルカニックサポートの炎属性版海神の巫女が出る事だろうか・・・?出たら出たで面白いと思うが・・・

【転生炎獣】
 19年の環境Tier上位テーマ。〈転生〉の名が示すように、同名Mを素材とするLSを活用しつつ、相手の盤面を除去していき、1キル級の痛撃を繰り出す。墓地活用という特性上、蘇生やサルベージを得意とするため低消費高展開が可能。昨今では《ニビル》などの手札誘発の存在や盤面の征圧などもあり、妨害を掻い潜っての展開が可能か否かがポイントとなっているように感じる。

 ・・・さらなる梃入れをするとしたら、【転生炎獣】にもL5・L6の超大型LMが来そうな気がする。L6ともなると特典以外では《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》と《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》に次ぐ登場となるかもしれないが、その際のマーカーは両者が相対するマーカーなのに対し、こちらは横要素(テンキーでいう147369、以下テンキーで説明)のいずれかが入る事が予想される。
 本当に横要素(147369)が来た場合、展開する位置によっては例えば、EXMゾーンに展開するとマーカーの関係で相手Mも飛び込んでくる。
 その場合、EXMゾーンに、1にマーカーがあるLMを展開している場合は469と繋がり、同様に3にマーカーがあるLMを展開している場合は467と繋がる。仮にL5・L6のLMが【転生炎獣】に実装されるとなると、梃入れはそこをメインとするだろうから、現状のカードプールに加えてL5・L6へ繋げやすくする新規カードの登場が予想される。
 《転生炎獣》LMは1~4まで一通り揃っている。F・Xもいる。となるとSも来そうな気がするが、はてさて・・・

【BK】
 初出は〔LORD OF THE TACHYON GALAXY〕。瞬く間に環境を席巻した【征竜】、《魔導書の神判》に《ドラゴサック》と、環境級のカードが連なる。
 まぁ、それらに埋もれた感があるが、【BK】は《スイッチヒッター》を軸にXへ繋ぐテーマ。〔SHADOW SPECTERS〕にて★3Xルートが構築されたが、本質は《リードブロー》《カイザー》《セスタス》のいる★4X。

 ・・・梃入れするとなると、まず数の足りなさを補う必要がおり、かつ《カイザー》《セスタス》《カエストス》を軸に立ち回る構築にするため、No.系の展開補助をメインにすると予想。現状【BK】は☆4Mは充実しているが、☆3は《カウンターブロー》がいるとはいえ頭数はそんなに多くなく、《チート・コミッショナー》も見据えようとなると☆3《BK》Mの充実化はありえない話ではないと思う。でも中核は★4Xであり、CNo.系の展開も視野に入れると、Mよりも《RUM》に力を入れると思う。
 Mに力を入れる場合は《スイッチヒッター》以外の展開しやすいMが欲しいところ。現在は《焔聖騎士》Mなど補助が利きやすく展開しやすいが、【BK】縛りで現在の環境に合わせるとなると、やはり展開力と拘束力は欲しい。

◇斜め上がある場合
 『爆炎』と名乗っておきながら場違いなパターンもあるかもしれない。例えば、テーマ以外の炎属性Mを数体使用しているデュエリストにスポットが当たる場合等。前のDPでは3人ではなく4人登場したパックもいくつか出ているのでありえなくもないが・・・


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といったところで今回はここまで。