Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】EP17雑感

 

新弾と禁止制限リストの時だけフラっと現れるようなブログになってしまったね。


本日の題目:EP17雑感
全リスト判明したので、EP17の雑感やります。
効果は書かないので各自調達の方向で。

※記載漏れ等ありましたら指摘願います。ネタバレ注意。


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◆総評
今回の海外パックはTDIL~COTDまでの5パックに収録された海外カードが中心。
さらに今回は、そのうち4パックに収録された海外テーマ【サブテラー】【SPYRAL】のLMが登場した。
テーマカードが中心のため、非テーマは今回少なめ。先の海外パックでは環境を席巻したテーマもあるだけに、今回登場したテーマは環境に食い込めるかどうか。


☆6:《サブテラーマリスの妖魔》
【サブテラー】はもとより【クロウラー】にも対応しているLM。
素材の関係で【クロウラー】にも使用できるが、効果①によるパンプアップを狙うなら、やはりテーマ内で使用した方がよさげ。その場合のアップ値は最大で2400となる。
メインとなるのは効果②。リバースM専用の《おろかな埋葬》をしつつ、リンク先にリバースMを裏側でSSする。盤面に《シャンバラ》などがあれば、それの効果によってリバースされ、さらなる効果が発動する。
効果③による回収効果は、リバーステーマだけでなく《メタモルポット》といったリバースMにも再利用が利く。あえてそちらに特化させて回転率を上げるのも面白そうだ。
素材はリバースM2体。【サブテラー】内で収める場合は、リバースMは全て《サブテラーマリス》に集中しているため、LSまでの準備が大変。準備までの手間、という点では【クロウラー】に分がある。

☆7:《サブテラーの戦士 / Subterror Nemesis Warrior》
☆5:《サブテラーの射手 / Subterror Nemesis Archer》
☆4:《サブテラーの刀匠 / Subterror Nemesis Defender》
☆4:《サブテラーの妖魔 / Subterror Fiendess》
☆5:《サブテラーマリス・リグリアード / Subterror Behemoth Umastryx》
☆6:《サブテラーマリス・ジブラタール / Subterror Behemoth Stalagmo》
☆5:《サブテラーマリス・アクエドリア / Subterror Behemoth Stygokraken》
☆6:《サブテラーマリス・バレスアッシュ / Subterror Behemoth Ultramafus》
☆5:《サブテラーマリス・アルラボーン / Subterror Behemoth Dragossuary》
☆4:《サブテラーマリス・ボルティニア / Subterror Behemoth Voltelluric》
☆4:《サブテラーマリス・グライオース / Subterror Behemoth Phospheroglacier》
☆5:《サブテラーマリス・エルガウスト / Subterror Behemoth Spleogeist》
【サブテラー】は地底を舞台としたテーマであり、その個性は『リバース』。但しリバース効果を持っているのは《サブテラーマリス》であり、下級は《サブテラーマリス》のサポート役が大半。
同じリバーステーマである【占術】との相性は非常に良く、《タロットレイ》の効果と《シャンバラ》の効果で《サブテラーマリス》のリバース効果を発動し続ける事で、相手の戦線を切り崩していく。
その《サブテラーマリス》をサポートしていく下級Mで主軸となるのは、《サブテラーの戦士》。効果①はエスケープも兼ねた【サブテラー】版《おろかな埋葬》、効果②は《サブテラーマリス》がリバースした時に蘇生する効果。
《サブテラーマリス》の効果②による手札からのSSによって、事故はある程度軽減されている。リバースを繰り返して《サブテラーの戦士》の蘇生と合わせてリバース効果を発動、除去されそうになったら《サブテラーの戦士》でエスケープ、が主な動作となる。
主軸となるリバースモンスターが全て上級・最上級に集中しているため、これらを展開できるか否かが勝負の分かれ目になりそうな気がする。
特に中軸となるであろう《サブテラーの戦士》と、回転率上昇の鍵を握る《ジブラタール》、そしてX・Sへの牽制が出来る《バレスアッシュ》をフィールドに保持できるかがポイントになりそうだ。

☆6:《地中界シャンバラ / The Hidden City》
効果処理による付属効果は、今や当たり前のようになってきている。
《サブテラーマリス》をリバースさせる役割の他、効果③による表示変更で牽制させていく。《ジブラタール》のドロー、《バレスアッシュ》の裏守備変更からの攻め立てのほか、低打点高守備の《サブテラーマリス》をフィールド効果で伏せさせて、壁として運用、攻撃したらリバース発動、という芸当も。
効果を発動する以上、《幽鬼うさぎ》など手札誘発の除去が一番の天敵。加えて効果③は攻撃時の反応なので、除去を頻発させるデッキ相手には分が悪い。

☆5:《サブテラーの激闘 / Subterror Cave Clash》
【サブテラー】は伏せてナンボのデッキ。アップ値は最大で2000、《サブテラーの戦士》は3800になる。さらに戦闘ダメージを与えれば《サブテラー》カードをサルベージする。
攻撃を介するため攻撃反応に脆く、除去カードをピンポイントで撃ち抜かれたら泣くに泣けない。

☆5:《サブテラーマリスの潜伏 / Subterror Behemoth Burrowing》
除去に対する耐性付与。
破壊されてもただでは起きず、効果②によりサーチを、効果③によりリバースした《サブテラー》Mを元に戻す。

☆5:《サブテラーの決戦 / Subterror Final Battle》
感覚的には《くず鉄》罠カードに近い挙動。
状況に応じて効果を選択する形になる。だいたいは1つ目か2つ目を選択、ワンショットしたい場合は3つ目を、安全に効果を発動させたいなら4つ目、といった感じか。


☆6:《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》
やる事はコールする《ダンディ》といったところ。《ダンディ》が除去なのに対し、こちらは宣言して当てたらサーチorSSするが、《ダンディ》にも云えるように効果は不安定であり、的確に当てるためにも《天変地異》は必要なところ。
L素材は《機械複製術》で《ジーニアス》or《ドローン》を増やせばLSの準備が整う。

☆6:《SPYRAL-ダンディ / SPYRAL Super Agent》
☆7:《SPYRAL-ジーニアス / SPYRAL Quik-Fix》
☆5:《SPYRAL-グレース / SPYRAL Master Plan》
☆6:《SPYRAL-タフネス / SPYRAL Tough》
☆5:《SPYRAL-ボルテックス / SPYRAL Sleeper》
☆5:《SPYGAL-ミスティ / SPYRAL Misty》
☆7:《「RESORT」STAFF-チャーミング / Charming Resort Staff》
☆7:《SPYRAL GEAR-ドローン / SPYRAL GEAR - Drone》
☆5:《SPYRAL GEAR-ラスト・リゾート / SPYRAL GEAR - Last Resort》
【SPYRAL】はその名が示す通り『スパイ』をテーマとしており、前(さき)のパックで云えば【Kozmo】と同様、映画をモチーフとしたテーマ群、という事になる。【SPYRAL】はスパイ映画、すなわち「007」がモチーフ、といったところか。
デッキとしては《ダンディ》を軸に各種サポートを駆使しながら立ち回っていく、という映画さながらの展開を行うテーマ―――それゆえに、主人公たる《ダンディ》を頻繁に除去されるとストーリーが立ち行かなくなるが、そうした危機にはサポートMが援護する。《機械複製術》が利く《ジーニアス》《ドローン》を始め、破壊されると《ダンディ》をコールする《チャーミング》などサポートが豊富だし、魔法罠に目を向ければ【SPYRAL】版《早すぎた埋葬》である《ビッグ・レッド》を始めとしてサイクルできる構築になっている。
方や除去方面は《エクストラアームズ》という強力な除去カードが軸となるが、対象効果に耐性を付与する《SPYRAL RESORT》を併用しないといけないのが辛いところ。《タフネス》と《ダンディ》の除去効果はランダム性が高く、《奪還》はコントロール奪取。それらにしても、そのいずれもが対象効果のため、耐性を持つカード相手にはツライ。
総じて【SPYRAL】は『護って落とす』タイプの展開型デッキであり、盤面次第では数々のサポートを受けて攻撃力が大幅に増大した《ダンディ》でワンショットも狙える。攻撃の際には、攻撃反応型の全体除去罠に要注意。

☆6:《SPYRAL GEAR-ビッグ・レッド / SPYRAL GEAR - Big Red》
☆5:《SPYRAL GEAR-エクストラアームズ / SPYRAL GEAR - Fully Armed》
☆5:《SPYRAL GEAR-マルチワイヤー / SPYRAL GEAR - Utility Wire
《ビッグ・レッド》は【SPYRAL】版《早すぎた埋葬》。さらに戦闘破壊耐性を付与するおまけ付き。《SPYRAL RESORT》と合わせると効果破壊耐性も付与される寸法。
方や《エクストラアームズ》は装備対象者が《ダンディ》のみだが、実質29ラインで戦闘を行うので、大型相手でも安心。攻撃が通れば、確実に効果②による除外で相手Mを除去できる。破壊されても効果③でリカバリーが可能。こちらも《SPYRAL RESORT》と合わせると戦闘・効果いずれにも破壊されぬ耐性が出来上がる。
罠カードである《マルチワイヤー》は、《ダンディ》がいないと発動できないのがネック。フリーチェーンのデッキバウンスは強烈。

☆7:《SPYRAL RESORT / SPYRAL Resort》
【SPYRAL】が高い征圧力せしめたる理由がこの1枚。
効果②により《SPYRAL》カードに効果耐性が付与される。Mも魔法罠も対象除去が効かないとなれば相手にとっては鬱陶しい事この上ない。しかし全体除去には脆い事、そしてこのカードが真っ先に狙われる事に留意したいところ。
対象除去への耐性が得られるといっても、それは他の《SPYRAL》カードに対してであり、《チャーミング》と《ミスティ》は《SPYRAL RESORT》の耐性付与から外れる事に注意(海外版では《チャーミング》以外の《SPYRAL》は問題なく耐性を得られる。さて、日本版の裁定はどうなることやら)。
回収能力は効果②と合わさり最強に見える。

☆5:《SPYRAL MISSION-強襲 / SPYRAL MISSION - Assault》
☆4:《SPYRAL MISSION-奪還 / SPYRAL MISSION - Recapture》
☆5:《SPYRAL MISSION-救出 / SPYRAL MISSION - Rescue》
《チャーミング》を薄い本よろしく襲い掛かるキモオタから救い出せ! え?違う?

総じて《光の護封剣》などに代表されるターン経過型のカード。
《強襲》は《エクストラアームズ》と《SPYRAL RESORT》を通してようやく安定してドローを供給できる、といった印象。但し効果①はターン1制限のため、ドロー効果によるドローは実質3枚。破壊されても効果②により後続を出せる。
《奪還》はコントロール奪取による除去カードだが、対象効果ゆえか(ry)。奪った後はリンク素材にするなどしてエクストラへ繋げたいところ。
《救出》は3回使える【SPYRAL】版サルベージ。手札誘発による除去には脆いが、効果③によりSSができるのでリカバリーが利く。《ジーニアス》or《ドローン》を2枚だけ戻して《機械複製術》で並べたり、効果③+《暴走召喚》のコンボで並べても面白そうだ。


☆5:《リヴェンデッド・スレイヤー / Revendread Slayer》
☆5:《ヴェンデッド・レヴナント / Vendread Revenants》
☆5:《ヴェンデッド・ヘルハウンド / Vendread Houndhorde》
【ヴェンデッド】はアンデッド儀式テーマながら、現在は3種類と数が少ない。
主人公が非業の死を遂げるものの何らかの力によって蘇生、復讐などにより悪を断つストーリーがテーマ背景と思われる。
アンデッドという土壌柄、蘇生はお手の物。蘇生を繰り返す事で《リヴェンデッド・スレイヤー》展開への下準備が容易に整う。《馬頭鬼》《ゾンビ・マスター》など蘇生役を一任できる関係で展開能力は相当であり、さらに《ヴェンデッド》Mを素材に《リヴェンデッド・スレイヤー》をRSした場合、相手ターンでも撃てる対象除外効果が付与される。しかし対象効果耐性持ちのカードが多い昨今、対象効果というのは盤面次第としか・・・
テーマカードの種類こそ少ないが、土壌柄、素材が揃いやすい。《儀式の下準備》を早い段階で手札に加えられるかどうかがポイントになりそう。

☆4:《リヴェンデット・ボーン / Revendread Origin》
除外という形でリリースの代替ができる儀式魔法。しかし土壌柄、蘇生による素材集めは容易なのだが、【ヴェンデッド】は効果が蘇生を得意とするアンデッドにとっては相性の悪い除外関係なものが多い。
運用は従来のRSになるかと。《リヴェンデッド・スレイヤー》に対象除外効果を付与しない場合は、従来のアンデッドデッキに儀式パーツを派遣する形になる。

☆5:《ヴェンデット・リボーン / Vendread Reorigin》
リリースによる除去。生成したトークンは場にある限り《ヴェンデッド》Mしか出せなくなる制約ができるが、このトークンでLSすれば問題は無い。むしろ、そうしないと・・・


☆4:《F.A.ソニックマイスター / F.A. Sonic Meister
☆4:《F.A.ハングオンマッハ / F.A. Hang On Mach
【F.A.】はその名の通りF1がモチーフの機械族テーマ。レベル上昇によるステータスの上昇はかの【フォーチュンレディ】を髣髴とさせる。しかし、そのレベル上昇に上限が無いのがこのテーマの特徴であり、自身のレベルが7以上なら、効果④が適用される。
《フォーチュンレディ》Mは自身の効果でレベルが上昇するのに対し、《F.A.》Mはテーマ内の魔法罠でレベル上昇する。但し現状では《F.A.》魔法カードは2種類しかないため、レベル上昇は《F.A.サーキットGP》に頼るしかなく、それでもレベルは2+αしか上がらない。頭数が圧倒的に足りないため、テーマデッキを組むには数が足りなすぎる。
現状でのレベル最大上昇数は6+α。αというのは《F.A.サーキットGP》を保持できた場合の数字。効果②による耐性を安定させるには、最低でも8以上は必要になる。攻撃力のアップ値はレベル×300。安定した打点を得るには、最低でも10は欲しいところ。

☆5:《F.A.サーキットGP / F.A. Circuit Grand Prix》
《F.A.》Mは魔法効果によりレベルが上昇するため、レベル上昇値は1+2で3、つまり7となる。とはいえレベル+2は一時的な上昇なので、《F.A.》Mの効果④を安定して適用するには最低でも3回効果を発動しなければならなくなる。
それまでに保持できるかどうかは怪しい。破壊されても効果③によりサーチが利く。

☆4:《F.A.ダウンフォース / F.A. Downforce》
このカードもレベル上昇値は1+2。効果②によりさらなる上昇が見込める。
が、現状《F.A.》魔法罠は2種類しかなく、安定して立ち回るにはあまりにも数が少なすぎる。おそらく海外版CIBR以降に新カードが登場するだろうが、そうなると日本での収録は、かつてのWPが復活しない限り1年後という事になる。


☆4:《マジックアブソーバー / Magical Something》
効果②によるレベル上昇はX・Sサポートとして役に立ちそう。レベル上昇に制限が無いため、魔法を発動すれば発動するほど、そのレベルはどんどん高くなる。それによって恩恵を受けるカードと組み合わせても良さそう。
効果③はなるべくならもっとレベルを上げてからの方が発動しやすい。

☆5:《隠密忍法帖 / Ninjitsu Art Notebook》
サーチ先は主に指定された種族Mに変化する《忍法》罠カードか。

☆5:《調星のドラッグスター / Space Dragster》
運用先として真っ先に挙がるのが《リンクリボー》。自身がチューナーである事から、後述する《テセウスの魔棲物》の素材にも転用可能。

☆5:《融合再生機構 / Fusion Recycling Plant》
ターンを跨ぐとはいえ融合の再利用が利くのは大きなプラス。しかしMR4環境下では(ry

☆4:《ペンデュラム・スイッチ / Pendulum Switch》
高打点のPMを効果①で出せばそれだけでも痛撃や壁役ができる。効果②はスケールの貼り直しなどに、特に有用。
気になるのはエスケープが可能かどうか。除去に対するエスケープができれば云う事は無いのだが・・・

☆4:《灼銀の機竜 / Vermillion Dragon Mech》
チューナーを除外してのカード除去。昨今は対象除去耐性持ちが多くなって、対象除去は厳しいものに。特にそれらが多いデッキ相手には辛いんじゃないかなー。
効果①で除外したチューナーを、効果②でサルベージできるので、後続へ繋げられる。

☆6:《テセウスの魔棲物 / Sea Monster of Theseus》
《簡易融合》で出せるFM。これだけでもポイントが高い。

☆4:《竜巻竜 / Tornado Dragon》
相手ターンでも撃てる《サイクロン》。

☆6:《堕ち武者 / Samurai Skull》
出すだけでアンデッド版《おろかな埋葬》。これは強い。


☆4:《天空の女神 ジュノー / Juno, the Calestial Goddess》
☆4:《異界より来たるシェルガ / Shelga, the Tri-Warlord》
16年世界大会の景品。
伝統的にマッチキル効果であり、狙っていくならば《ジュノー》の、自陣にMがいない場合でのP召喚からのDAが狙いやすい。
《シェルガ》の場合はサイキック族PMを3体要するなど下準備が大変だが、効果①により他のPMを指定してDAによるマッチキルを狙える。サイキック族のPMは【メタルフォーゼ】がいる。それらに組み込めばマッチキルは狙えるかと。
スケールは《ジュノー》《シェルガ》と合わせて1/10と、広範囲でPSできる。しかしMR4環境下ではPSは狙い辛いのが玉に瑕。


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といった所で、今回はここまで。
話を聞く限り、何か封入率がひどい事になってるらしい。

話によると、シクはだいたい2~3箱に1枚の割合、封入カードの1枚目があるカードだと、2枚目はこれ、3枚目はこれ、という法則も存在するっぽい。

さらにシク確定じゃないらしいとの事・・・
っつーか【F.A.】はマジでどうするんだコレ・・・上でも云ったけど頭数足り無すぎるんだが・・・4種類でどーしろっての・・・