Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】DP23・LVP3雑感

本日の題目:DP23・LVP3雑感
全リスト判明したので、DP23・LVP3の雑感やります。
効果は書かないので各自調達の方向で。

※記載漏れ等ありましたら指摘願います。ネタバレ注意。


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◇DP23
☆2:《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》
 並んだだけー。
 効果①は魔法罠を多用するデッキならばアドを稼げるが、効果をカウンターするわけでもないので何度も使えるかは微妙。そのうえ引き当てるカードは運がらみの部分がある。効果②によって後続に繋げられるが、その場合《ブラック・マジシャン・ガール》の採用が必要になる。《師弟の絆》などのサポートカードは必須になるか。

☆7:《マジシャンズ・ソウルズ》
 《黒魔術のカーテン》のレゾンデートルを奪う強烈な1枚。

☆7:《魂のしもべ》
 サーチできる種類が増えた代わりにデッキトップに置くデメリットが付いたサーチカード。しかしこのデメリットは必ずしもデメリットと云い難く、他のカードとの組み合わせによって展開やサポートがしやすくなる。効果②も優秀で、《守護神官》Mもカウントするため種類が多ければ多いほどブーストが利く。

☆5:《黒魔術の秘儀》
 FS・RS双方を行える1枚・・・だが、その場合は闇鍋に近い構成になりがち。どちらか一方を軸にした方が使い勝手がいい。

☆3:《マジシャンズ・コンビネーション》
 そこまでに持っていくのは大変だが、決まれば強いという1枚。いざとなれば手札コストとして運用するのもアリか。


☆5:《E・HERO サンライザー》
 《ミラクル・フュージョン》のサーチは強いが、昨今ではリンク無しには連続でのFSは難しい。素材は緩く、派遣志向が強いカードを駆使すれば他のHEROもいける。

☆7:《E・HERO リキッドマン》
 釣り上げ効果は非常に優秀。加えてドロー効果も強いが、1t1dかついずれか1つしか使用できない点に留意。F・X・L三方の素材としてはもちろん、《エアーマン》の効果を再度使えるのも強烈。

☆3:《ジェネレーション・ネクスト》
 運用に際しては《ヒーローアライブ》の後続として使用する感じになるか。但し効果は発動できないので素材にするか、そのまま特攻するかのいずれかになるか。

☆3:《フェイバリット・ヒーロー》
 FMに限らず☆5以上の《HERO》Mを強化する1枚。フィールドサーチは心強けれどパンプアップの関係で《スカイスクレイパー》との相性は悪い。

☆1:《マジスタリー・アルケミスト
 蘇生のための除外枚数がかなりのホネ。しかも4属性を除外しての追加効果に際しても必要なカードが必要だったりと、こちらもホネ。


☆4:《サテライト・ウォリアー》
 運用に際してはSチューナー+SyMで賄う事で、除去しつつ強化できる。破壊されても該当のSyMを3種類まで蘇生できるため再展開可能。

☆5:《ジャンク・コンバーター
 《ジャンク・シンクロン》との相性は鬼。さらに☆3チューナーを用意すれば、《クリスタルウィング》まで中継できる。

☆5:《サテライト・シンクロン》
 展開力は高く汎用性も高い。デッキの方向性にもマッチする良質なチューナー。

☆4:《シンクロ・チェイス
 効果①によりチューナーを蘇生すればさらなる展開が見込めそうだが、1t1d制限のため何度も蘇生して連続展開とはいかないのでそこは注意。効果②により効果発動へのチェーンを封じてくれるので、効果発動が通りやすい。

☆2:《くず鉄のシグナル》
 条件は厳しいが、その分効果は強烈というタイプのカード。しかしそのために必要な条件を満たすSyMは大抵何かしらの耐性や無効化効果を持つ。それらを持たないSyMを守るためのカードといえるか。


☆4:《ガガガガマジシャン》
 効果からして《未来皇ホープ》XMのサポートに特化した1枚。

☆4:《ズバババンチョー-GC》
 こちらは【オノマト】における★4Xサポートといった具合。

☆4:《ドドドドワーフ-GG》
 効果②はかなり便利。除外のデメリットもXSで解消できる。《ズバババンチョー-GC》と同様、★4Xへの展開を加速させる1枚。

☆4:《オノマト選択》
 現状では《オノマト連携》が最有力候補。効果②は《ガガガマジシャン》やレベルの異なるオノマトを使用している場合に役に立つ。

☆3:《フューチャー・ドライブ》
 相手の場にかなり左右される、一撃必殺の強化カード。


☆5:《EM天空の魔術師》
 カテゴリーとスケール、さらにサポートも豊富と優秀。
 M効果は種類に応じて様々な効果を発動する。特にPはEPながらPMをサーチする効果が心強い。方やP効果は蘇生は便利だが自壊する点からおまけ程度と見るべき。

☆1:《オッドアイズ・ウィザード・ドラゴン》
 闇属性版《オッドアイズ・セイバー・ドラゴン》・・・故に《オッドアイズ・セイバー・ドラゴン》が抱える弱点をこのカードも持っている。それによって難儀する事になるかも。単に特攻して後続に繋げるカードといえるが、そもそも挽回できるのか、という疑問も。

☆2:《EMポップアップ》
 スーサイド戦術と相性のいいドローブースターと見れば・・・

☆2:《スマイル・アクション》
 《回避》を再現した1枚・・・なのだが、魔法除去による不発が一番の気がかり。フィールドを守るカードと組み合わせて使いたいが・・・

☆2:《ペンデュラム・ディメンション》
 PMを素材にL以外のEXMを展開しないといけない事と、罠ゆえの悲しみを背負うのがネック。《ズァーク》を出せといわんばかりだが、そもそもの構築難易度は高いわけで・・・

・寸評
 様々な企図を図れ面白いカード陣。しかしその明暗はキャラによって分かれるかも。


◇LVP3
◆総評
 今回LVP3でリンクサポートを受けたのは以下のカテゴリー。

【BIG5】【魔力カウンター】【捕食植物】【魔妖】
【シムルグ】【アーティファクト】【宣告者】【閃刀姫】
【天威】【幻奏】【幻獣機】【魔界劇団】
【バスター・ブレイダー】【ユニオン】【アンティーク・ギア】【武神】
【HERO】【ローズ・ドラゴン】【レプティレス】【星遺物】

 多くが過去に現在に環境を席巻したカテゴリーで構成されており、またそれ以外でも種族や展開方法をサポートするカードが目白押し。しかし裏を返せば今回はアニメに寄った構成と云え、使用者で限れば3割近くの構成となる。そういった事から、今回は環境とアニメで構成されたパックと云えそう。


☆4:《L・G・D》
 〈BIG5〉は遊戯王DM・乃亜編に登場した重役5人組。アニメでは儀式召喚で《F・G・D》を展開し、遊戯たちを苦しめた。OCGでは儀式ではなく融合として収録。
 リンク版《F・G・D》という事だけあり、光・神2属性を除くMに対しての戦闘耐性に加え、効果耐性が追加されている。素材は《スケープ・ゴースト》などの、トークンを大量に生成するカードを使用する事で、容易に調達できるのも大きなポイント。但しその場合は、効果①は発動できない。
 戦闘耐性に関しては《F・G・D》と同様、光が穴。それも《オネスト》や《ホープ・ザ・ライトニング》の存在により、耐性に確信が持てない。また、効果③はデメリットであり、墓地調達がしやすいデッキでないと保持も難しい。5枚の調達はホネ。

☆4:《破壊剣士の守護絆竜》
 【バスター・ブレイダー】はBOSH以降のパックで梃入れされ、F・S双方への展開が可能になった。しかし、肝心のデッキパワーはというと・・・
 《破壊剣》魔法罠の多くは墓地で発動する効果を持ち、それらを支援する。さらに《バスター・ブレイダー》Mを展開できる。効果②は《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》の高打点を活かす事が出来る。融合軸で輝く1枚。

☆6:《ユニオン・キャリアー》
 装備&パージを個性とする展開方法【ユニオン】。【マシンナーズ】と【ABC】の台頭が【ユニオン】にとっての光明と個人的に感じる。しかしユニオン全体で考えると―――
 属性か種族が一致していればほぼ全てのMを装備できる。様々な動作ができたりと無限の可能性を秘めているが、ネックとしてはユニオン自体の性質との相性が若干悪い事と、LSしたターンにリンク素材できない点の2点。特に後者は頭痛の種になりうる。

☆6:《古代の機械弩士》
 GXとARC-Vでは立ち回りが異なる。方やクロノスの使用するテーマ、方や次元を跨ぐ侵略者―――
 LSするだけで《古代の機械》Mまたは《歯車街》をサーチする効果が強力。特に効果②が《歯車街》と合わさりえげつない。《歯車街》によるリクルートからの強襲が強烈。

☆1:《虚光の宣告者》
 【宣告者】は様々な効果に対し手札コストを要して制圧するカテゴリー。
 魔法罠に対してはカウンターできるものの、肝心のM効果を止められないうえ、自身の打点が低いためMに対してあまりにも脆弱。効果②に際しても序盤では扱いづらいだろう。儀式はシステム上、リンクに頼らずに展開できるのも、このカードにとっては逆風となる。

☆4:《王神鳥シムルグ》
 RIRAでテーマ化された【シムルグ】にリンクが贈与された。
 素材上、鳥獣族チューナーを絡めれば《ハリファイバー》を経由して展開できる。上手く保持できれば毎ターン鳥獣族Mを展開できる。マーカーも優秀で【BF】ならSの大量展開、【RR】ならX展開と、様々な挙動ができるだろう。《烈風の結界像》による牽制も面白い。

☆3:《X・HERO ヘル・デバイサー》
 LVPにおける《X・HERO》Mは今回で2回目。挙動から今回は【E-HERO】テイストと云える。
 しかし効果は前近代的というべきか―――従来の戦術の救済といえるべきカードなのだが、【E・HERO】も【E-HERO】も戦術が変わってきており、あえて原点に戻す必要性があるかな、と思える。強化にしても【E-HERO】でなければ活かしづらいかと。

☆6:《神聖魔皇后セレーネ》
 【エンディミオン】を始めとする魔力カウンターを駆使して立ち回るテーマを強化する1枚。
 魔法カードを多用すればするほど強力なブーストが可能。効果③もそのブーストを考えれば安いコストで展開できる。強力なブースト能力から、《マジックテンペスター》との相性が注目されている。

☆3:《クロスローズ・ドラゴン》
 【ローズ・ドラゴン】はDP21などで梃入れされテーマとなったが、テーマ自体はドラゴンと植物の混成デッキであり、植物は《ローンファイア・ブロッサム》や自己再生できるチューナーのおかげでなんとかなるだろう。
 LM自体の効果は《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《月華竜 ブラック・ローズ》のコールが鉄板で強力。相手ターンでも撃てるので強力な牽制にもなる。自身の効果で《ブラック・ローズ・ドラゴン》を展開した場合、このカードが先に墓地に行く関係でそこから効果②へ繋いでいける。可能性は大幅に向上したかと。

☆3:《レプティレス・エキドゥーナ》
 【レプティレス】は相手Mの攻撃力を0にする爬虫類テーマ。しかし今回のリンクは爬虫類全体をサポートする。
 効果はリンク版《キングレムリン》という趣き。効果①によってサーチ効果は、1枚は保障されている。しかも攻撃力0の相手Mが多ければ多いほど、そのサーチ枚数は増える。その後の挙動は自身のカラーに準拠しているが、このカード自身の打点は低く、効果発動後の処理が課題か。

☆6:《幻獣機アウローラドン
 【幻獣機】はトークンを生成する効果から昨今ではリンクへの企図を図りやすく、さらには《風霊媒師ウィン》の存在により風属性テーマ全般に追い風が吹いたといっていい。とはいえ【幻獣機】自体、征竜魔導環境の頃は《ドラゴサック》が派遣状態だったし・・・
 LSするだけでトークンを3体生成する効果が強烈。しかし後続のリンクを出せなくなる制約が発生するため、運用に際してはSを絡めたいところ。効果②は1体での効果と2体での効果が重宝されそう。

☆2:《武神姫-アハシマ》
 【武神】は日本神話をモチーフとしたテーマで、過去には環境に名乗りを挙げている。LVP3においては一番最後に判明した1枚だが、さて効果はというと・・・
 LSするだけでXS出来る効果は強力だが、いかんせん範囲を指定しているのが足を引っ張りかねない。墓地はともかく手札は、手札を確保したい【武神】にとっては考え物になるかと。トークンを併用して展開した場合は、墓地の捻出が課題になる。
 何よりリンク素材にできないのが難点。一応効果①によるXSにレベル制約は無いため、高ランクの展開も視野に入れたいが・・・

☆4:《アーティファクト-ダグザ》
 神話などに登場する武器や宝具をモチーフとしており、魔法扱いでセットし相手ターンでの挙動に反応してSS・効果発動するカテゴリー。今は亡きCOJでは【武身】と呼ばれる種族で〈ミョルニル〉〈アロンダイト〉などの武器・宝具で構成されており、遊戯王における【剣闘獣】のような立ち回りをするカテゴリーだった。方やこちらは、過去には【AF先史遺産】などで環境を席巻。相手ターンでの除去を、自身の持つカラーが強烈に牽制する。
 効果①は自分相手問わず効果に反応してセットされる。相手EPでの自壊も、自身のカラー上即座に展開できる。効果②は牽制向けと捉えるべきか。

☆5:《幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト》
 【幻奏】はその名が示すとおり音楽をモチーフとしており、融合を軸とするテーマ。
 効果①によって〈アリアエレジー〉の構えを整えたり、融合への企図を図れる。召喚縛りにより他カテゴリーでの起用は難しいが、【幻奏】における基本戦略を効率的に達成してくれる1枚。

☆7:《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ
 【捕食植物】はユーリの使用する融合テーマ。闇属性にとっては《捕食植物》FMへの企図を図れるようになり、強襲性が向上したのは大きなプラス。カテゴリーとしても派遣要素は強く、一時期は【植物リンク】などで猛威を振るった。
 此度与えられたリンクも、かなりぶっ飛んだ性能。というのも、2000という膨大なライフコストを支払っての融合魔法各種のデッキ発動が凶悪。これによってデッキ融合が可能なカテゴリーへの派遣のみならず、闇属性においても融合軸なら凶悪な立ち回りが可能になる。緩い素材で展開しやすいのも、極悪たる所以。

☆5:《魔界劇団-ハイパー・ディレクター》
 【魔界劇団】は沢渡が使用するPテーマ。Pテーマはルール変更により悲しみを背負う羽目になったが、昨今では【魔術師】を始めとして環境に名乗りを挙げているPテーマが多く散見される。今回、【魔界劇団】にリンクが付与された事で、はてさてどうなる事やら?
 効果は云ってみれば入れ替え効果と見ていいかも。スケールが小さく強力なサーチ効果を持つ《メロー・マドンナ》を強引に引っ張ってこれるのが非常に大きい。ただ、その際には効果を発動する順番に注意したい。

☆7:《星鍵士リイヴ》
 【星遺物】は大部分が上級・最上級で構成されており、しかもそれぞれが複数のカテゴリーと連動するテーマ。環境における【星遺物】関連のカテゴリーは複数名乗りを挙げており、【ドラゴンリンク】における【守護竜】や【オルフェゴール】などがよく名を聞く。今回のリンクは、ストーリーにおいては新たな局面となりそうだ。
 効果としては、緩い素材ながらLSには《星遺物》カードが墓地にある事が必要と、新しい召喚縛りが特徴的。やる事が《星杯の神子イヴ》のギミックに関連する効果であり、召喚縛りがあれど中継できればサーチなどで展開したカードの再利用も夢ではない。

☆5:《閃刀姫-ジーク》
 長らく環境に名乗りを挙げている【閃刀姫】に新たなるリンクが贈与された。そのリンクは2。つまり、《ロゼ》の抱えるデメリットの解消や、MMゾーンに置かれたMやトークンをリンク素材として処理できるようになった。
 効果も別角度から相手Mを処理できるよう調整されている。1枚あればできる動作が格段に増えるカードかと。

☆4:《零氷の魔妖-雪女》
 【魔妖】は連続Sを得意とする妖怪テーマ。だが、リンク側の使用率はというと・・・
 効果は【不知火】に対するアンチテーゼといった具合で除外効果に対して牽制する。ややピンポイントメタ向けかもしれないが、あって損はないかと。本命は蘇生効果に反応する無効効果。能動的に動いたり、相手を牽制したり―――それが2回使えるのはありがたい。

☆4:《天威龍-サハスラーラ》
 【天威】に新たなリンクが付与された。そのリンクは4と大型。
 2つの効果は繋がっており自己完結している。効果②によりトークンを生成し、効果①で牽制する挙動は相手にとって鬱陶しい事この上ないだろう。また、トークンは展開の加速にも寄与できるので、さらなる展開を目指してもいい。


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といったところで今回はここまで。
融合路線の強化によって、後続にも追い風が吹きそうな気がする。