Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】DP21雑感

本日の題目:DP21の雑感
全リスト判明したので、DP21の雑感やります。
効果は書かないので各自調達の方向で。

※記載漏れ等ありましたら指摘願います。ネタバレ注意。

※11月12日修正


―×―  ―×―  ―×―  ―×―  ―×―  ―×― 

 

◆総評
 今回は女性デュエリストにスポットを充てたエクスパンション。
 新規カードのラインナップを見てみると、各召喚方法に則った構成になっている。
 舞:効果M、明日香:儀式、アキ:S、アンナ:X、セレナ:融合、という構成になっており、1人につき5枚の新規カードが収録されている。アキに至っては自身の使用する《ブラック・ローズ・ドラゴン》に関連する新カテゴリーが登場している。
 リストを見るにテーマデッキ強化がメインといえるが、中には派遣も企図出来るカードも。


◇DM
☆6:《ハーピィ・パフューマー》
☆4:《ハーピィ・オラクル》
 効果①は共通項、効果②以降は《ハーピィ・レディ三姉妹》が記された魔法罠をサーチする。効果からして《ハーピィ・レディ三姉妹》もしくは《ハーピィズペット竜》の展開を前提としており、《パフューマー》はサーチする枚数を増やせ、《オラクル》はSSとなる。
 《ヒステリック・サイン》によって《万華鏡》のサーチが容易になり、展開しやすくなったのは大きなメリットといえる。効果①により《万華鏡》が活きる。

☆4:《魅惑の合わせ鏡》
 1t1d制限のため大量展開による総攻撃には脆いが、追撃をある程度はかわせる。破壊されても墓地から蘇生されるので、ただでは起きない構成。自発的な除去にも反応できる点はプラス。

☆4:《ハーピィの羽根休め》
 ポケモンでは回復技なので強ち間違ってはいない。
 効果は【ハーピィ】版《貪欲な壺》ないしは《ダイガスタ・エメラル》といった帰来であり、《ハーピィ・レディ三姉妹》もしくは《ハーピィズペット竜》がいる場合は3枚戻しの2枚ドローと破格の効果になる。召喚制限はS・X・Lなりで優秀なEXMが揃っているのでそちらへの企図を図ってもいいし、《テンペスト》をSSしてもいい。採用の際は《ヒステリック・パーティー》との兼ね合いがあるか。

☆4:《華麗なるハーピィ・レディ》
 あわよくば戻した《ハーピィ・レディ三姉妹》を含めた大量展開を望める。同梱のサーチャー2種を使えば、それは容易だろう。召喚縛りは《トロイメア・ゴブリン》や《グレートフライ》などの展開で回避できる。

・寸評
 今回の強化で《ハーピィ・レディ三姉妹》をより展開しやすくなった。《ハーピィの狩場》による除去と合わせて、より攻撃的な布陣になるはず。


◇GX
☆3:《サイバー・エンジェル-伊舎那-》
 RSするだけで除去確定。効果②は戦闘破壊をトリガーとする連続攻撃。効果③は対象効果に対し除去で牽制する効果。
 効果②は24ラインまでなら十分許容範囲だが、攻撃に反応するカードや手札誘発に注意。効果③は《サイバー・エンジェル》RMを用意する必要があり、展開としてはある程度ターンが経過した辺りになるだろうか。《おろかな埋葬》などで仕込んでもいい。

☆5:《サイバー・エッグ・エンジェル》
 《ウィング・エッグ・エルフ》の新種と思しきカードは、《サイバー・エンジェル》RMの展開を容易にするサポートカード。特に《機械天使の儀式》《機械天使の絶対儀式》は最優先でサーチしたいところ。

☆1:《慈悲深き機械天使》
 【機械天使】における手札交換カード。召喚縛りが発生するため、使用には吟味が必要か。

☆5:《応身の機械天使》
 ポッと出で《サイバー・エンジェル》RMが出てくるのは強烈の他無い。相手としては真っ先にこのカードを狙ってくるだろう。手札からのSSなので、手札からリリースする場合は手札消費が荒くなる。なので展開はフィールドの、になるだろうか。いずれにしても、《美朱濡》や《茶吉尼》がRS扱いで出てくるのは強烈。

☆1:《荘厳なる機械天使》
 擬似的な《ライジング・エナジー》として運用ができる速攻魔法。レベル参照なのでアップ値は最大で2000となる。

・寸評
 《応身の機械天使》を使用する場合、リリースする分と合わせても《サイバー・エンジェル》RMを大量に用意しなければならない。《儀式の下準備》に対応していないため、大量に手札に加える工夫が要る。


◇5D’s
☆4:《ガーデン・ローズ・メイデン》
 SSをトリガーに《ブラック・ガーデン》をサーチする。《ブラック・ガーデン》自体はトークン生成能力により相手の場を埋め尽くす戦法があるが、リンクが登場した今、有効な戦法なれど相手に塩を送るリスクも増えたといえる。
 効果②はドラゴン族SyMも蘇生できるので、範囲としては種族限定されるものの、広い。

☆5:《闇薔薇の妖精》
 これ1枚で《ハリファイバー》への企図を図れる1枚。効果②によりデッキトップに戻せば再利用が利く。

☆5:《レッドローズ・ドラゴン》
 S素材になった場合にはデッキコールをし、それが指定されたSyMの場合はさらに1枚追加という展開サポートに特化した構成になっている。但し効果①のサーチトリガーは〈《ブラック・ローズ・ドラゴン》〉なので《月華竜》の方は対象になっていない事に留意したい。植物族SyMは数が少なく、同梱の《ガーデン・ローズ・メイデン》を含めて4種類しかいない。
 単純にサーチャーとして使用したいなら、そのSyS先は問わない。

☆4:《冷薔薇の抱香》
 植物族Mであるなら擬似的な《天使の施し》、それ以外なら植物族Mのサーチ。墓地へ送らなければならないとはいえ、優秀なサーチ&ドローカードといえる。《ブラック・ガーデン》によて生成されたトークンで賄えるし、かつ擬似的な《天使の施し》なので《暗黒界》Mの効果トリガーにもなれる。覚えておいて損は無いかと。

☆2:《漆黒の薔薇の開幕》
 フィールド魔法を多用するデッキや大量展開するデッキに対して、トークンで牽制するカード。その数だけトークンで埋め尽くすが、そのトークンをさらなる大量展開の呼び水にされるので、リンクがある昨今では微妙な効果と云わざるを得ない。
 効果②はエスケープ手段として有効。デッキボトムに戻すので再利用が利く。

・寸評
 【ローズ・ドラゴン】は、生成されたトークンでコントロールしたりS・Lに繋げたりするデッキになるだろうか?相手の場に生成されるトークンはリンクの呼び水にされるので、一概に妨害手段としてはどうなのか気になるが・・・?


◇ZEXAL
☆6:《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》
 ただでさえ40打点のデカブツなのに、効果は2000アップに素材数+1回まで連続攻撃と、殺意に満ち溢れている。
 素材は11×3だが、重ねて出すことも出来るので、実質的には《グスタフ・マックス》で2000ダメージを与えた後に重ねて出す感じになるか。そうなると素材+1回なので40打点が3回飛んで来る計算になる。
 幸い全ての除去に対して耐性が無いので、除去なりバウンス等で対処できる。

☆5:《弾丸特急バレット・ライナー》
 効果②は明らかにデメリットなので、用途としては効果①でSSしてXに繋げておきたいところ。墓地へ送られた場合は効果③のサルベージが活きる。

☆7:《爆走軌道フライング・ペガサス》
 守備での釣り上げのため追撃には向かないが、釣り上げ先が☆4なら即座に★4Xへ繋げれる。SSにも反応する釣り上げ効果なので、展開次第では効果②と合わせる事で容易に☆10Mが3体並ぶだろう。
 デメリットはXMでしか攻撃宣言できないが、そもそも【列車】はXで立ち回るデッキなのでさほど気にはならないだろう(【シャドール】等との混成デッキの場合はデメリットが気になるが)。

☆5:《緊急ダイヤ》
 何より即座に2体並ぶのが強烈。レベルは異なれど、そこは《フライング・ペガサス》の効果②を使う事で★10XMへの展開が容易になる。除去されてもただでは起きないのは、昨今では当たり前のようになってきている。

☆4:《掃射特攻》
 《ギャラクシー・デストロイヤー》や《カオス・ダイソン・スフィア》から《ジャガーノート・リーベ》へ繋げない限りは大量除去は見込めないと思う。何より耐性もあるので除去は慎重に進めたいところ。
 効果②が本命と見る。機械族XMの最大ランクは《グレート・マグナス》の★12、よって最大ダメージは2400と強烈なものとなる。使用済みの★10機械族XMでも2000は保障されるので、ダメージを受けないカードで防がれない限りは引導火力となりえる。

・寸評
 環境入りを果たした【列車】だが、今回の強化で殺傷能力は格段に増した。しかし手札誘発などが飛び交う環境で、果たして【列車】は環境に返り咲く事が出来るだろうか?


◇ARC-V
☆4:《月光舞剣虎姫》
 素材は《未来融合》で賄うと、効果①による強化―――即ち600アップは保障されるので便利。
効果②は対象を取らない除去には脆いため過信は禁物。
 効果③はFMを大幅に強化する効果であり、融合を多用するテーマには有効な一打となる。但しデメリットの関係で一歩遅れがちになるが、それでも3000アップは強烈だろう。

☆4:《月光翠鳥》
 NS・SSに反応する手札入れ替えカード。効果②のトリガーは効果のため、戦闘破壊では起動しない点に注意。除外カードにも作用されるので、除外ゾーンからの回収役にも打ってつけ。

☆6:《月光黄鼬》
 効果②が本命。

☆6:《月光融合》
 感覚的には、擬似的な《影依融合》といった感じ。しかしこのカードの場合はEXデッキのカードも素材に出来るため、FMを素材として指定するカードが多い【月光】においては手間が省ける1枚となる。
 但し1t1d制限があり、回収が利かない場合もある点に留意。

☆3:《月光小夜曲舞踊》
 連続でのFSはリンクを併用しないと厳しいが、連続融合を決める事が出来れば相手フィールドをトークンで埋め尽くす事が出来る。但し相手フィールドへのトークン生成は、相手に塩を送っているのと同じ。リンクの呼び水にされてしまう。
 トークンのステータスは意外と高く、高打点でないと戦闘ダメージは見込めないが、もう1つの効果はEXMと合わせると最大3000アップとかなり高い。《月光舞猫姫》なら100ダメージを与えつつ連続攻撃を決めれるので、盤面によっては痛撃となる。

・寸評
 全体的にFMを強化するカードや展開をサポートするカードが並ぶ。専用の融合魔法も登場し、より《月光》FMを展開しやすくなったかと。


―×―  ―×―  ―×―  ―×―  ―×―  ―×― 


と、いったところで今回はここまで。
現在のところ、LVP2に【ハーピィ】が確認され、【列車】も再録が確認されたので、【列車】にもリンクが登場すると思われる。

LVP2が本番との見方もあるが、今回のDPで動向の推移は果たしてどうなるやら。