題目：次回リミットレギュレーション雑感
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◆2018年4月1日からのリミットレギュレーション(変更されたカードのみ)
【禁止】
「フェニキシアン・クラスター・アマリリス」
「ＢＦ－朧影のゴウフウ」
【制限】
「エルシャドール・ネフィリム」
「エルシャドール・ミドラーシュ」
「虹彩の魔術師」
「召喚獣メルカバー」
「Ｄ-ＨＥＲＯ ディスクガイ」※エラッタあり
「トーチ・ゴーレム」
「覇王眷竜ダークヴルム」
「捕食植物オフリス・スコーピオ」
「ローンファイア・ブロッサム」
「ルドラの魔導書」
【準制限】
「召喚師アレイスター」
「灰流うらら」
「真竜の継承」
「神の宣告」
【制限解除】
「召喚僧サモンプリースト」
「同族感染ウィルス」
「輪廻天狗」
「グリモの魔導書」
「貪欲な壺」
「汎神の帝王」
「モンスターゲート」
◇植物リンクへの規制と、トークンへの牽制
今回の改訂で一番のポイントが、この【植物リンク】への規制だろう。
今期環境で台頭した【植物リンク】は、《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》と《トポロジック・ボマー・ドラゴン》のコンボによる先攻１キルが可能なデッキであり、条件が揃えば８０００ダメージを相手に与え１キルが成立した。
コンマイは先攻１キルを嫌う傾向があり、今回の改訂ではダメージ源である《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》が禁止カードに指定された事で、先攻１キルが不可能になった。
また、高い展開力を誇る《ローンファイア・ブロッサム》、《融合》魔法カードをサーチする《ダーリング・コブラ》へ繋げられる《オフリス・スコーピオ》が、共に１枚制限に指定され、さらには《朧影のゴウフウ》の禁止指定と、【植物リンク】は一気に展開力を失ってしまった。
《朧影のゴウフウ》に至っては、リンク登場当初から、その展開力から１枚制限に指定されていたが、それでも止まる事が出来なかった。何より《ハリファイバー》の登場で、１枚制限ながら勢いが増した感がある。
結果的に、トークン生成カードへの規制は《朧影のゴウフウ》が禁止、《トーチ・ゴーレム》が昇格という形になり、《隠れ蓑のスチーム》や《幻獣機オライオン》はノータッチとなった。トークンを使ってのリンクにしても、【植物リンク】にしても、起点作りに多用されたカードが、軒並み規制された恰好になる。
◇《ディスクガイ》の復帰
【エアブレード】【ドグマブレード】に代表される１キル系デッキへの規制として、《ディスクガイ》が禁止されて１０年ぐらいが経過、ようやく１枚制限に復帰した。
エラッタ後の効果は、①墓地に送られたターンに蘇生不可、②デュエル中に１回、という制約が付いた事で、連続蘇生でのドローブーストが不可になった。
実質的に、１回の蘇生と制限が付いた《強欲な壷》となったが、リンクやシンクロに際しては、むしろ有用な点が増えたといっていい。①戦士族Ｍである、②レベル１である、③闇属性である、④レベル１という事で、様々なカードのサポートを受けられる、といった具合だ。
①は《聖騎士の追想イゾルデ》への企図、②は★１ＸＭやレベル２ＳｙＭ、そして《リンクリボー》への企図、③は自身の属性から《闇黒の魔王ディアボロス》の恩恵を受けられる事、④は《ワン・フォー・ワン》を始め、墓地からの釣り上げ効果を持つＭのサポートを受けられる、と、ドロー効果に拘らなければ、これだけの企図が可能になる。
それでも文句が出るのは、やはりドロー効果から来るものだろう。
◇手札誘発カードの行方
大会環境では、手札誘発カードは半ば必須カードとなっており、《灰流うらら》を始めとして殆どの手札誘発カードは２～３枚の搭載で推移されていた。
それがこの度、《灰流うらら》が２枚制限に規制。デッキの幅の狭窄化が一因だろうが、これに先立ち、今後は規制の流れになるかもしれない。そうなると、次は《幽鬼うさぎ》になりそうだが果たして・・・？
◇緩和カード
緩和カードで注目したいのは、日本解禁前に２枚制限になった《輪廻天狗》が３枚に緩和された事だろう。
召喚権を行使するとはいえ、墓地へ送られれば自身をコールする点から、リンクはもちろん、シンクロでの活躍が期待できる。リンクに至っては、中継がしやすいのも利点の一つだろう。
その《輪廻天狗》だが、かつて海外で【天狗プラント】なるデッキが猛威を振るっていたが、日本での解禁を前に、２枚に制限された。今回の改訂では３枚に緩和されたので、フルパワーを発揮できる。
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といったところで今回はここまで。
変な文体になってるけど気にしないでNE！
今回の改訂で、環境は群雄割拠になりそうだが、果たして・・・？
