ネタ抜きで1901期の環境を予測しましょう。
環境の読める人間ではありませんが、今ある情報から自分なりの答えを出してみたいと思います。
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◎【恐竜】
◎【サンダー・ドラゴン】
強力な拘束力を持つ《サンダー・ドラゴン》FMを早い段階で展開できるかが鍵。特に《超雷龍》はサーチ方面へのメタが強力であり、これ1枚で相手の動作を強力に牽制できる。事故率の高さが問題なれど、それをフォローできるほどの性能を持つ。《召喚獣》Mを採用して盤面を強固にしたり等、幅広い戦略を展開している。
【恐竜】に至っては《ダイナレスラー》Mが展開の補助に貢献しており、特に《パンクラトプス》は相手の場に左右されるとはいえ、26打点がポッと出るのは脅威だろう。かつて環境を席巻し、その根幹を担ったカードは軒並み規制されたが、《オーバーテクス・ゴアトルス》から繰り出される一連の動作は健在。
総じてメタ展開しつつ、パワー戦法で試合を有利に進めるテーマといえる。《終末の騎士》からの墓地肥やしも注目すべきギミックとなる。
◎【サブテラー】
【サンダー・ドラゴン】と並んでメタビ枠として環境の席巻が予想される。
◎【転生炎獣】
SDにて強化され、続くパックで新たなカードが登場するこのテーマは、来期環境において環境シーンを席巻すると予測。既に結果を出しており、その片鱗を見せている。
何より《灰流うらら》を回収できるギミックが強い。これだけで、相手を強烈に牽制できる。
○【閃刀姫】
《カガリ》が1枚制限になった事でサルベージが利きづらくなったのは痛いといわざるを得ない。
現状【閃刀姫】に掛かっている規制は、《エンゲージ》《ホーネットビット》《ウィドウアンカー》の3つ。今回《カガリ》がこれに加わった事で、デッキとしてはどこまで影響が出るかが気になるところ。また、今回の大量規制は特にリンク周りの影響が大きく、連続展開からの《ヴァレルソード》といった動作に、どう影響するかも気になるところ。
環境の推移としては、引き続き環境に留まると予想する。但し位置付けとしては、トップ陥落か現状維持かは今後の推移次第といった帰来があり、加えて新テーマの台頭なども予想される。
新たなテーマといえば【ウィッチクラフト】が、来年に登場する。その立ち回りも魔法に関連する効果になる・・・となれば、今後の予想は【ウィッチクラフト】登場後の【閃刀姫】の立ち回りだろうか。交代するか共同戦線を張るか、注目が集まりそう。
○【オルターガイスト】
《マルチフェイカー》《パーソナル・スプーフィング》の規制が、どこまで影響を及ぼすかが焦点。
○【魔弾】
LVP2での梃入れにより爆発力を得た【魔弾】。相手依存とはいえドローと大量展開を行えるその爆発力は脅威であり、持久戦に持ち込めば持ち込むほど、その火力は相当なものとなる。
後攻からの動きでアドを取る事が出来るようになったのは大きいが、同時に手札誘発への対策いかんがポイントとなるか。
○【影霊衣】
一部のカードが1枚制限のままだが、《ブリューナクの影霊衣》が3枚に緩和された事で、ほぼフルパワーで動く事が可能になった。環境への返り咲きは期待できるが、手札誘発や封殺が飛び交う昨今の環境で返り咲かせるかどうかは未知数。
○【剛鬼】
△【戦士族】
今回の改訂は禁止カードが8枚と、1シーズンの禁止指定枚数としては12年ぶりの多量規制であり、その中には戦士族テーマに恩恵をもたらしたカードが見受けられた。
特に《インヴォーカー》は地属性戦士族Mが多い【剛鬼】においては《スープレックス》をコールできて便利。《フェニックス・ブレード》に際しても戦士族Mを除外する事で再利用できるので、主に《トロイメア》LMの手札コストとしても重宝した。
それらが規制された事で、戦士族全般に影響を及ぼすのは云うまでもないだろう。特に【剛鬼】は《トロイメア・ゴブリン》が禁止カードに指定された事が痛手となりそうだ。幸い無規制で1901期を迎える《イゾルデ》に関しては、《フェニックス・ブレード》を自身の効果で墓地へ送れなくなったのは痛い。
△【トロイメア】
《トロイメア・ゴブリン》の禁止で穴が開いたのは云うまでも無い。手軽にEXLができるとして様々なデッキに派遣されたが、特に《トロイメア・ゴブリン》は召喚権の追加もあり、展開力は増した。それが禁止される来期は他の←→マーカー持ちのLMで代用せざるを得ない。
また、自身の効果や《トロイメア・ユニコーン》から繋いでいった場合のドローは2枚で止まってしまう。ドローブーストが2枚に留まるのは痛い。
△【ドラゴン族】
《ダークマター・ドラゴン》の禁止指定で、1キル能力は大幅に減ったものの、依然として《ガンドラX》が健在なのでソリティアによる回転力は維持されていると予測する。
とはいえ、《ファイアウォール・ドラゴン》禁止、《ハリファイバー》制限の影響は大きく、これまでの動作が可能なのかどうかが焦点となりそうな気がする。止めるのはそこじゃねーだろ、という意見は散見されるが・・・
《ダークマター・ドラゴン》へは繋げられなくなったものの、《銀河眼》ドラゴン族XMは揃って30打点以上と殺傷力は高く、《FA・フォトン》は40打点、《No.62》に至っては40打点+場のXMのランク合計×200打点アップと、1キルには事欠かさないので、今後はそちらへスイッチするものと思われる。
△【風属性】
《インヴォーカー》が禁止になったので☆3Mを軸にしたデッキは路線変更を余儀なくされるだろう。【ハーピィ】【SR】【ドラグニティ】はリンクの恩恵を受け強化されたが、環境入りを果たせるかは未知数。
また、《ヒータ》がリンクとして登場した事、前(さき)のアイコン投票で1位になった事を踏まえると、次に登場する霊使いリンクは《ウィン》と予想する。性能次第では更なる強化が見込めるか。
△【植物族】
《ダンディライオン》《グローアップ・バルブ》という植物族の2大巨頭が揃って禁止になった事で、展開力に影響が出来た。しかしそれで止まるかというとそうではなく、Sにしてもリンクにしても《オライオン》と《ジェット・シンクロン》がいるし、植物族チューナーには《スポーア》もいるので、大量展開は問題無さそうに思える。
《オライオン》はトークンを生成するのでS・L双方に恩恵をもたらすが、同時に危うい。【グッドスタッフ】としては構築と動作に影響が出そうだが・・・?
△【魔術師】
次々と規制を入られては、ますます動きづらくなるのは辛い。覇王軸・EM軸はワンチャンありそうだが・・・
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といったところで、今回はここまで。
とりあえず自分の知りうる限りではこれらのデッキが有力。
群雄割拠の環境となりそうだが、それでもヘイトは溜まるし文句は出るだろうな・・・