Ange.le mort's Guild

遊戯王とCOJ、時々東方とDTM

【遊戯王】20AP(2nd)雑感

本日の題目:20APその2
全リスト判明したので、20AP(2nd WAVE)の雑感やります。
効果は書かないので各自調達の方向で。

※記載漏れ等ありましたら指摘願います。ネタバレ注意。


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◆総評
20APは総じて20年間で環境を席巻したカードを中心に構成された、いわばかつての『ゴールドパック』を髣髴とさせる内容。
新規は1st WAVEが無印~GXまで、2nd WAVEは5Ds以降に登場した原作・アニメカード数種類が収録されている。
2nd WAVEでの環境は【シンクロアンデッド】~【影霊衣】までのデュエルシーン。とかく大量展開や大量アドバンテージが目立った環境だった。
9期に入ってからは1つのデッキが環境を席巻するケースが目立ち、その後【EMEm】の登場前後辺りから封殺に次ぐ封殺で相手に何もさせない1強環境がより顕著になった。

2nd WAVEの方がラインナップ的に(ry


☆5:《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》
満を持して登場したトリプルアクセルSyM。
やる事はカウンターと強制終了だが、エンド時までサクリファイスエスケープを行う関係で、場ががら空きになりやすいのがネック。
ボスクラスのステータスだが、《壊獣》Mによってあっさりと除去されるのが辛いところ。《ホープ・ザ・ライトニング》が立っても一応、攻撃宣言時のサクリファイスエスケープで防ぐ事は出来る。

☆5:《クリア・エフェクター
《ジャンク・シンクロン》による釣り上げ対象Mであり、S素材にするだけで1ドローと美味しい。
効果破壊耐性の付与も、維持したいSyMに与えれば強いが、バウンス・除外注意。

☆4:《シューティング・ソニック
むしろ、メインとなるのは効果②の方だろうか。
現段階での《スターダスト》SyMは7種類。効果②の対象に入れるのは《スターダスト・ウォリアー》と《スターダスト・ドラゴン》の2種類のみ。
効果①により厄介なMをデッキバウンスするが、相手のリカバリーによっては・・・

☆5:《集いし願い》
再現度の高いカードだが、運用は素出しよりも《轟雷帝》でドラゴン族SyMを5種類以上墓地へ送った方がラク。
40打点のドラゴン族SyMは8種類おり、それらが墓地にいる場合は40打点×5で20000アップ、さらに種類が増えばその分アップする。戦闘破壊をトリガーとするために妨害に脆く、《魔法の筒》などの反射カードを使われると、こちらが負けるなどのデメリットがあるが、それらを差し引いても20000以上の打点での連撃は強烈という他ない。
罠カードゆえに遅いが、そこは《王家の神殿》を使えば問題は無いか。

☆4:《ぶつかり合う魂》
お互いのLPが8000の時から始めた場合の攻撃力は、最大9回で+7500。
生憎戦闘ダメージは0になるためエンドカードにはならず、むしろ高打点Mへの処理用と考えた方がいいか。
お互いのLPに左右されるため、アップ値は少ない場合があるし、何より盤面によってはこちらの方が逆にピンチになるリスクも出る。やりすぎ注意。

☆4:《ムーンバリア》
守勢向きなカードだと思う。
前者はアニメにあった《ダブル・チャンス・アップ》とのコンボを断ち切る他、追撃を強制的に遮断し、後者は擬似的な《巨大化》で攻撃を躊躇わせる。
効果②はX素材の肩代わり。疑問だが、取り除く素材は1つとあるが、これは《ホープ・ザ・ライトニング》のパンプ効果でも有効なのだろうか?だとしたら、取り除く素材は実質1つ、てな事に…

☆5:《マスター・ピース》
羅列してみると、★4の《ホープ》はいわずもがな、☆6Mを2体並べれば《ビヨンド・ザ・ホープ》、☆1M2体で《ホープ・ルーツ》を展開できる。
つまり、展開できるのは1・4・6、という事になる。大体は《ホープ・ザ・ライトニング》の展開のため、☆4M2体を並べるのが鉄板で強力。

☆2:《ドン・サウザンドの契約》
ドローしたカードによってはNSを封じるが、そうなってもM展開はPSやSSを行えばいい訳で…

☆4:《螺旋のストライクバースト》
むしろ☆7《オッドアイズ》Mのサーチがメイン。

☆1:《エンタメデュエル》
条件があまりにも難しい割りに得られる効果は2ドロー。……つまり、条件を満たせば最大で10ドローできるって解釈でいいんだよな?
2ドローできる条件を1通り見たところ、満たせそうなのは……

●レベルの異なるモンスター5体を同時に特殊召喚した。
└P召喚を行えば容易に満たせる。しかしレベルがバラバラなPMを5体用意するとして、それらをすぐに行えそうなのが、現状では【EM】と【メタルフォーゼ】ぐらいしか思いつかない……

●自身のモンスター1体が5回戦闘を行った。
└《キメラテック・オーバー・ドラゴン》なら5回戦闘できそうか?

●チェーン5以上でカードの効果を発動した。
└【チェーンバーン】なら条件を満たせる。

●サイコロを振った回数及びコイントスの回数が合計5回になった。
└《リボルバー・ドラゴン》など、数回行う効果を使えばなんとか……

●自身のLPが500以下になるダメージを受けた。
└最近は1キル級の痛撃が当たり前。鉄壁ラインにはダメージ軽減による調整が必要か。

どう見繕っても、専用デッキでの構築になりそうな気がする……。
毎回2ドローでいいなら、5つある条件のうち1つに絞ればなんとかなる。そう考えると、一番目と三番目の条件が一番使われそうか?


☆5:《レスキューキャット》
かつては《サモンプリースト》→《レスキューキャット》→《エアベルン》2体を展開→攻撃→《ダーク・ダイブ・ボンバー》などの☆7SyM展開という流れで環境を席巻したが、それが禁止カードとなった。
エラッタでは効果無効化とエンド時破壊が付与。《サモンプリースト》が制限カードに指定されている事、そして自身も制限カードである関係で、かつての動作は難しくなっている。とはいえ、獣族チューナーをコールすれば他のMと合わせてSyMへの展開はできるし、☆3Mを2体コールすれば、最近の環境上《インヴォーカー》を展開、など様々な動作が出来る。

初出は『FLAMING ETERNITY』と13年前のパック。同パックには《ネフティスの鳳凰神》を始め、様々な有力カードが登場した。

☆5:《氷結界の龍 ブリューナク》
《ブリューナク》で想起されるのは、やはり《早すぎた埋葬》とのコンボだろう。当時は発動制限が無く手札が続く限り何度も発動ができたため、ループ動作が可能だった。自身が禁止カードになった以後も、後続のSyMを使った/展開する様々なループ動作/ソリティアが行われた事から、《氷結界の龍 グングニール》以外の《氷結界》SyMは何かと制限の網にかかった。
エラッタでは1t1d制限が付き、バウンス対象も相手カードになった。最大で5枚、ドローブーストが利けば+α、相手のカードをバウンス―――1見すると強力だが、さて今の環境ではどうか?
《幽鬼うさぎ》がいる、《ドランシア》がいる、更には対象効果に対する耐性を持つMがいる、SS封じもある、と壁は多い。それでも、狙い通りの動きが出来れば〆たもの。しかし環境的に、除去ではなくループ動作が望まれてるってのが・・・

初出はDUEL TERMINAL最初の弾で、稼動は08年3月。ターミナル初出のテーマが多く、いずれも後の梃入れで強化がなされた(テーマ毎に明暗が分かれたのはいわずもがな)。
しかし単価の高さがなぁ・・・


《ラヴァルバル・チェイン》における一連の動向

☆5:《ゴヨウ・ガーディアン》
上記の《ブリューナク》と共に、☆6SyMの一翼を担った1枚。《大地の騎士ガイアナイト》の立場の奪われっぷりは《暗黒騎士ガイア》を彷彿とすらさせてくる。
正味な話、☆6で攻撃力2800というのは圧巻というよりは脅威に他ならない。攻め込まれて自陣のMをブン捕られた光景は何度も目にしたはず。特に《帝》Mや《サイコ・ショッカー》、果ては《ゴーズ》を《ゴヨウ》に強奪されたら目もあてられない。
強奪効果は戦闘破壊でないといけないため、状況によっては《ブリューナク》に軍配が上がる場面もある。しかしそれらを鑑みてもカードパワーからしたら強力である事には変わりは無く、いつしか自身が御用されるという皮肉な結果になった。
長年禁止カードに指定されていたが、海外環境では14年7月期に制限カードとして禁止指定から解除。その2シーズン後には準制限、そして次のシーズンで無制限に緩和されている。
日本では今期にてエラッタ緩和。展開には地属性チューナーが必要になった。《グローアップ・バルブ》《TG ストライカー》《カメンレオン》を筆頭に、SyMを展開していく形になるかと。
ノーエラッタで無制限緩和した海外環境と違い、こちらはエラッタ緩和。こうした差異が今後どう影響するんだろうか・・・例えば世界大会とか。

初出は第6期最初のパックである『THE DUELIST GENESIS』。アニメでは5D’sが開始。
セキュリティとなった牛尾が使用したカードであり、時を経てARC-Vにて、SyM/融合2種のみながら《ゴヨウ》がカテゴライズされた。


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と、いったところで、今回はここまで。
2nd WAVEの方がラインナップ的に(ry(2度目